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軽量で薄手、オールマイティな「モンベル」の新作ウエア「EXライト サーマラップ パーカ」

2024.11.08
アウトドアのブランドでは防寒着の中綿として、ダウンの他に化繊の機能素材(化繊綿)がよく使われる。今シーズンはアウトドア以外のブランドも化繊綿の機能に着目したウエアを次々に発売しており、そのメリットが広く認知されてきている。もはや、「あったかい=ダウン」と単純化できる時代ではない。
 
独自の機能性を誇る化繊綿「エクセロフト」を早くから防寒着に取り入れ、さらに進化させてきた「モンベル(mont-bell)」がこの秋冬シーズン、幅広く活用できる最新アイテムとして登場させた「EXライト サーマラップ パーカ(EX Light Thermalap Parka)」が知れば知るほどすごい。株式会社モンベル広報部の宝迫哲史さんに話を聞いた。
EXライト サーマラップ パーカ Men’s 17,050円(税込) カラーは写真のグリーンの他、ブルーグリーン、ライトグリーン、ブラックの4タイプ サイズはS、M、L、XLの4タイプ 平均重量200g スタッフバッグ付き Women’sもあり

ダウンにはない使い勝手のよさを誇る化繊綿「ストレッチ エクセロフト」に注目!

 軽量で薄手だが十分な強度を備え、適度な保温性と速乾性、ストレッチ性を持つこのパーカに袖を通してみたところ、とにかく着やすかった。独自の化繊綿「エクセロフト」を進化させ、伸縮性を持たせた「ストレッチ エクセロフト」を中綿に使用している。
 
「寒いときはダウンを着るもの、というイメージを強く持っている方も少なくありませんが、ダウンと化繊綿なら自分に合うのはどっち? とお店で相談される方もかなり増えてきました。ダウンと化繊綿には一長一短ありますが、機能素材『ストレッチ エクセロフト』を採用した『EXライト サーマラップ パーカ』はとても着心地がよく、ダウンと比べると動きやすいので、こちらを選ぶ方も多いです」
付属のスタッフバッグの中にコンパクトに収まる
ダウンにもいろいろあるが総じて軽くて暖かい半面、水にぬれると保温性が大幅に下がる。そして、なかなか乾かないのが難点だ。天気が崩れて雨にぬれたり、階段や坂を登って汗をかいたまま着続けて羽毛が多くの水分を含むと、その日のうちに乾いて快適な着心地に戻ることは期待できない。その点、化繊綿なら水ぬれに強く、乾きやすい。
 
「冬でも運動してヒートアップすると汗をかいて不快ですよね。中綿そのものが速乾性に優れ、軽量で薄い『EXライト サーマラップ パーカ』はこまめに脱ぎ着するよりむしろ、着たままある程度の運動をしてもドライな着心地が続く仕様になっています。表地と裏地は薄くて強度があり、撥水性もあって、全体が水ぬれに強いのはダウンにない長所です。
 
『エクセロフト』や『ストレッチ エクセロフト』は軽量な化繊綿ですが、最高級のダウンはもっと軽量です。その代わり価格が比較的高くなります。運動強度に応じた脱ぎ着で汗冷えを防ぎ、天気が崩れた場合に防水ウエアと併用するなど、適切に扱えばダウンの軽量性と保温性が生かせます。一方、化繊綿ならそこまで細かく配慮しなくても、リーズナブルに軽量性・保温性・速乾性などが得られます」
中綿の伸縮性だけでなく、肩、脇、背中など伸縮性が求められる部位には生地を斜め(バイアス)に配置し、生地本来のストレッチ性も生かされている

普段はアウターとして軽快に着こなし、過酷な環境では中間着として使いこなす

 都会で暮らす分には、暖房の効いた屋内から外気に触れる短時間の移動で再び暖房の効いた屋内に入ることが多く、防寒について重装備する必要性は低い。近年は暖冬の傾向が強いので、ダウンも薄手のものが人気だ。化繊綿のウエアも薄く、軽く、機能が高いものを選ぶのが正解。アウトドアで行動してもヒートアップしにくい。
 
「今シーズン登場した『EXライト サーマラップ』シリーズは従来の『U.L.サーマラップ』シリーズや『サーマラップ』シリーズと比べて、マルチに使える行動着です。街着としてアウターにするもよし、冬山に入る際は軽量な中間着にするもよし。上にオールウェザーなどのシェルなどを重ね、防寒性・防水性・防風性を高めて行動するのもおすすめです。
 
冬に思いきり着回したら、春・夏・秋にかけてはコンパクトになる利点を生かし、バッグに忍ばせてください。平均重量200gなので負担になりません。キャンプやハイキングなどで朝夕の冷え込みに対処するアイテムとして、オールシーズン心強い味方になります」
 
たとえば人気の富士登山。3000m超える高所で夜明け前から行動し、ご来光を待つ際にダウンなどの防寒着を着用するのは広く常識になっているが、よく知られるように富士登山は天気が崩れて雨になる確率がかなり高い。ダウンをぬらすと悲惨だが、化繊綿ならある程度ぬれても、ダウンより支障がない。
 
どこまでも軽さを追求する場合は1000フィルパワーなどの高級なダウンが化繊綿より優れている。しかし1泊2日の山小屋泊などで装備が全体に少なければ、ギリギリまで軽量化するより速乾性など他の長所にも注目しつつ、軽量性も高い「EXライト サーマラップ」シリーズを選択肢に加えるのが賢明ではないだろうか? 富士山にかぎらず、天気が読めない山歩きには同じことが当てはまる。

自分に合うのは「エクセロフト」か、それともダウンか?

 「店舗でもお客様から『エクセロフト』とダウンで迷っているけど、どちらが自分に合うかとお尋ねいただく機会が増えています。『エクセロフト』と『ストレッチ エクセロフト』を採用したウエアにも種類がいろいろあり、ダウンにもいろいろあるので、ご相談いただけば用途をお聞きしておすすめを挙げますので選びやすいかと思います。汎用性が高くて応用しやすいのは『EXライト サーマラップ パーカ』です」
 
迷ったら「モンベル」で店員さんに尋ねるのが一番。パーカ以外にも、フードなしでさらに軽量なジャケットやベストもある。化繊綿のメリットに納得したら、パンツやシューズなども「エクセロフト」を採用したものを選ぶと、リーズナブルに快適さが得られる。スリーピングバッグなどもおすすめだ。
エクセロフトキャンプシューズL 5,390円(税込) カラーは写真のブラウンの他、ブラック、ネイビー、レッドの4タイプ サイズはS(22-24cm)、M(24-26cm)、L(26-28cm)の3タイプ 平均重量149g スタッフバック付き 男女兼用
素材の特性を理解すると、手持ちの防寒具との使い分けや、併用して適切に扱うことも可能になる。フリースやウールなどとの組み合わせも広がる。近くのモンベルストアで一度、『EXライト サーマラップ パーカ』を手に取ってみてはいかがだろう。

PROFILE

宝迫 哲史(ほうさこ てつし)

株式会社モンベル広報部
山では主にトレッキングとクライミングを楽しむ。オールシーズン防寒具と雨具の携行は欠かさない。『エクセロフト』『ストレッチ エクセロフト』のウエアは状況に応じて3タイプ使い分けている。

Text by Naoki Sakata

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