JA/EN

AI検索

関連ハッシュタグ

Articles

反重力を体感!? スーパートレーナー「ナイキ ボメロ プレミアム」の革新性

2025.11.05
ナイキの「ボメロ」は、ランナーに最高レベルのクッション性を提供するシリーズ。今春にアイコンモデルの「NIKE VOMERO 18(ナイキ ボメロ 18)」が、今夏にはより高いエネルギーリターンを実現したモデル「NIKE VOMERO PLUS(ナイキ ボメロ プラス)」が登場した。
そして今回紹介するのが、反重力トレッドミルから着想を得たというニューモデル「NIKE VOMERO PREMIUM(ナイキ ボメロ プレミアム)」だ。
本作では、アスリートが身体の消耗を抑えながら、より多くの距離を走ることができるようになることを目指したという。アスリートに反重力の感覚を提供するという「ボメロ プレミアム」には、どのような最先端技術が盛り込まれているのだろうか。
「ナイキ ボメロ プレミアム」29,700円(税込)

反重力トレッドミルから着想を得て開発されたシューズ

「ボメロ プレミアムは、ボメロ シリーズの中でももっとも衝撃吸収性とエネルギーリターンに優れたシューズです。このシューズの開発の背景には、もちろんアスリートの声があります。エリートランナーは、目標達成のために練習の質と量をどれだけ高めることができるかを日々追求しています。
トレーニングの質と量を向上させる手段として用いられるもののひとつに、反重力トレッドミルというものがあります。空気圧を調節し、自身の体重による荷重を軽減することができるものなのですが、この反重力トレッドミルのような効果が得られることを目指して開発されたのが、ボメロ プレミアムです」と、EKIN(エキン/ナイキのプロダクトのテクノロジーやイノベーション、開発背景やストーリーを伝える担当者)の太田諒さん。
 下肢の関節や筋肉への負担を軽減し、疲労を抑えながら走行距離を稼ぎたいときや、リハビリなどに活用されている反重力トレッドミル。同じような効果をシューズに持たせるとはどういうことなのだろうか。
 「まず、着地時の衝撃をよりやわらげる必要があります。と同時に、蹴り上げる力がより少なくても前進できるようにするために、優れた衝撃吸収性と大きなエネルギーリターンの両立を目指しました」
インスピレーションソースとなった反重力トレッドミル

踵部の厚さは55mm! 「ナイキ ボメロ プレミアム」は超厚底

「ボメロ プレミアム」のソール厚は踵部55mm・前足部45mm。「ボメロ」シリーズのアイコンモデルである「ナイキ ボメロ18」のソール厚が踵部46mm・前足部36mm、ナイキを代表するロングセラー「NIKE PEGASUS 41(ナイキ ペガサス) 41」のソール厚が踵部37mm・前足部27mmであることからも、「ボメロ プレミアム」が非常に厚底なことがわかる。
 ミッドソールには、ナイキのトップレーシングモデルにも採用されている軽量で反発性に優れたズームX フォームを採用。そして、前足部と踵部にナイキを代表するクッショニングテクノロジーであるエア ズーム ユニットが搭載されている。
エア ズーム ユニットとは、高圧のエアバッグ内に、きつく伸ばされた伸張性の高い特殊な繊維を閉じ込めたもの。足が地面に着地すると、その繊維が圧縮されて衝撃を緩衝。そして、瞬間的に元の形状に復元することでエネルギーリターンを生むという仕組みだ。
 「エア ズーム ユニットのパフォーマンスを最大限発揮するためには、その可動域を増やす必要があります。そのため、内蔵型ではなく露出面を増やすビジブル型になっています。エア ズーム ユニットの前後にも少しスペースが設けられていますが、これも可動域を増やすための構造です。結果、エア ズーム ユニットがしっかりと潰れて、それが戻る際に大きなパワーを返してくれるのです。
また、トラックスパイクのナイキ マックスフライ 2やナイキ ビクトリー 2に搭載されているものと同様に、左右に分割されたエア ズーム ユニットが採用されています。そうすることで着地時のエアの偏りを防ぎ、どの局面においても大きなエネルギーリターンが得られます」
左右に分割されたエア ズーム ユニットを踵部と前足部に搭載
踵部のソール厚は55mm。かなりの厚底だ

トップアスリートもトレーニングの中で活用

今年6月にBreaking4(女性初の1マイル4分切りを目指すプロジェクト)に挑戦し、7月には自身の持つ女子1500mの世界記録を更新(3分48秒68)、さらに9月の東京世界陸上でも金メダルを獲得し、世界陸上の女子1500mで3連覇を達成したフェイス・キピエゴン選手。彼女は、Breaking4に向けたトレーニングから「ボメロ プレミアム」を愛用している。
 「ボメロ プレミアムは、私のトレーニングの重要な要素です。とても柔らかく、クッション性があり快適なので、負担を減らして、よりハードなトレーニングでも、より早く回復して、目標に集中することができます」(フェイス・キピエゴン選手)
「ボメロ プレミアム」で走るフェイス・キピエゴン選手
2024年のパリ五輪女子マラソンで6位入賞、今年1月の大阪国際女子マラソンで自己ベストを更新(2時間21分33秒)した鈴木優花選手も「ボメロ プレミアム」をトレーニングに活用している。
 「ボメロ プレミアムはホールド感が優しく、履き心地がすごくいいです。踵と前足部のエア ズーム ユニットがすごく弾むので、地面を無駄に蹴らなくてもふんわり走れるような感覚があります。また、クッショニングが柔らかくて気持ちよく走れるシューズなので、ジョグやリカバリーに適した一足です」(鈴木優花選手)
 実際に「ボメロ プレミアム」で走ってみると、既存のシューズにはないまったく新しい感覚が味わえる。筆者は利用した経験がないので、残念ながら反重力トレッドミルとの比較はできないのだが、シューズから浮力を感じるというか、地面から少し離れた場所を走っているような感覚がある。
アスファルトの硬さはほぼ感じない。反発力は感じるものの、プレート搭載シューズのような硬さや鋭さはない。接地面積が広くとられ、アウトソールのグリップ力が高いからか安定感もある。現時点では比較対象となるシューズがない、新しいライド感だと言えるのではないだろうか。
「ボメロ プレミアム」は新しい体験ができるシューズだ

Text by Fumihito Kouzu

Tags

この記事はいかがでしたか?

シェアリンクをコピーしました

Related Articles

Related Database