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TWICE・BLACKPINKロゼを手掛けるウォン・ジョンヨ氏に聞く「メイクでもっとも大切にしていること」
韓国コスメブランド「Wonjungyo(以下、ウォンジョンヨ)」。TWICEやBLACKPINKのROSÉ(ロゼ)の専属メイクアップアーティストとして活躍し、涙袋メイクの第一人者としても知られるウォン・ジョンヨ氏が手掛けるブランドである。
プロの技とセンスを惜しみなく注ぎ込んだアイテムでありながら、手の届きやすい価格設定も魅力。新商品は発売と同時に完売し、各種コスメ大賞も多数受賞するなど、今もっとも注目を集めるブランドのひとつとなっている。
この度、ウォン・ジョンヨ氏にブランドへの思いと、アイテムに込めた魅力について詳しく伺った。
PROFILE
ウォン・ジョンヨ(WON JUNGYO)
2008年よりメイクアップアーティストとして活動を開始し、ソヒョン(少女時代)、スジ(元miss A)など韓国トップアイドルや女優の専属メイクアップアーティストとして活躍。現在はBLACKPINKのROSÉ やTWICE 9名中4名のメイクを専属で担当中。
涙袋メイクの第一人者としても知られる人気メイクアップアーティスト。
ソウルの清潭洞(チョンダムドン)にある美容室Bit&Bootの共同代表
ウォン・ジョンヨが提案するメイクの楽しさ、トキメキ
メイクアップアーティストとして、TWICEやBLACKPINKのROSÉなどのK-POPアーティストをはじめ、韓国、日本で絶大な支持を得ているウォン・ジョンヨさんが、日本でメイクブランドを立ち上げた経緯をお聞かせください。
自他ともに認めるコスメ愛好家として、その知見を生かしたブランド展開は私の長年の夢でした。メイクアップアーティストとしての経験から、「これとこれが一つになれば」「こんなアイテムがあれば」という発想が自然と生まれていきました。
商品開発の難しさは理解していましたが、ちょうどそんなとき、日本企業からお声がけいただきました。以前から日本のコスメには強い関心を持ち、その品質を高く評価していた私にとって、この機会は運命的なものでした。
こうして、コスメブランド「ウォンジョンヨ」がスタートしたのです。

「自分に似合うメイクで、新しい自分に。」をテーマに、メイクの楽しさ、トキメキをもたらすアイテムを展開されていますが、どのような思いが込められていますか?
さまざまな方にメイクをしていて感じるのは、自分自身に似合うメイクを見つけることが一番重要だということです。人それぞれ見た目や雰囲気が違うので、ある人にはとてもきれいで似合っているメイクでも、それが自分にとってベストなメイクとはいえないかもしれません。
かわいい色のリップアイテムがあったとしても、その色が自分にとって一番似合う色とは限りません。近年パーソナルカラーメイクが流行っているのも、自分に似合うかどうかを大事にする人が増えているからだと思います。
ブランドテーマには、「自分が持っている雰囲気の長所を最大限生かしてほしい。自分に似合うメイクを見つけてほしい」という思いが込められていて、ウォンジョンヨとしてそれを叶えられるアイテムの開発を目指しています。
メイクを十分楽しめていない、メイクでトキメキを感じられない人は、何が原因だと思いますか?
ある意味、メイクすることは自己満足だと思っています!鏡で自分の変化を見て「このメイクをしたらコンプレックスがなくなった!」と満足感を得る。そういった満足感こそが、メイクを楽しむ醍醐味だと思うのです。
そのような満足感を得られない理由は、自分に似合ったメイクを見つけられていないからではないかと思います。似合うメイクがわからないから、各メイクの工程の必要性もよくわからず、難しく感じて楽しめていないのではないかと思います。
メイクが楽しめていない方は、自分のメイクのどんなところを変えたらもっとよくなるのか試したり、メイクをガラッと変えたりして、今までで一番かわいく見えるようなドラマチックな変化を感じてみてほしいです。
メイクアップアーティストだからこそ、できること
アイテム開発において、メイクアップアーティストであるウォン・ジョンヨさんが監修しているからこそ実現できていることは何ですか?
K-POPアーティストのメイクを手掛けるなかで、雨天での野外公演や長時間の撮影、短時間での複数回のメイクチェンジなど、実に多様な現場を経験してきました。アーティストと行動を共にする機会が多いため、メイクの持ちや崩れ方をリアルタイムで確認できる環境にあります。使用するアイテムの性能を細部まで把握できるこの経験は、商品開発における大きな強みとなっています。
「塗りたてはきれいだけど、時間が経つと皮脂が気になる」、「この肌トーンの人にはこんなカラーが似合うんだな」など、さまざまなアーティストの方へのメイクをとおして知り得たことを生かして監修しているので、一般の方でも使いやすいアイテムになっているのではないかと思います。
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ウォンジョンヨは、ベースメイクからポイントメイク、スキンケアまで展開されていますが、処方において全アイテムに共通して大切にしているポイントはありますか?
化粧品において、中身の品質がよいことはとても重要だと考えています。個人的にたくさんのコスメを使うなかで、どんなに見た目がかわいくてトレンド感のある商品でも、結局一番よく使うのは中身がいいものなのだと感じています。
中身の品質の基準はカテゴリーによって違うと思いますが、お客様が各アイテムに求めているポイントを伸ばしていくべきだと思います。
たとえばウォンジョンヨの場合、目の下に使うアイテムはキープ力がよくないといけない,
チークの色味は、初心者でも使いやすいようにひと塗りで簡単にきれいな発色にしなければならないなどの基準があります。
チークの色味は、初心者でも使いやすいようにひと塗りで簡単にきれいな発色にしなければならないなどの基準があります。
基本的で当たり前のことのように思われるかもしれませんが、実現することは簡単ではありません。ウォンジョンヨでは初心を忘れず、アイテムのカテゴリーごとの基準に忠実に商品作りをしています。
また、私がブランド創設初期からずっと心掛けているのが、プロのようにメイクできる方もそうではない方でも、誰もが簡単に、日々たくさん使っていただける商品を作ることです。
そのために、中身の品質はもちろん、使いやすさも兼ね備えた商品を作らなくてはいけないと考えています。

メイク前に使用する部分用シートパックで、メイク前の肌の温度にこだわるウォンジョンヨならではのアイテムです。プロのメイクアップアーティストにも愛用者が多く、私自身も手放せない逸品です。
続いて人気なのが「ウォンジョンヨ ヌードアイラッシュ」。

「韓国アイドルみたいな束感まつ毛が簡単に作れる! 自まつ毛が伸びたように見える!」とSNS上で常に話題で、累計出荷数100万本を突破した[1]ブランドの中でも人気の高いアイテムです。
そして3番目に人気なのが「ウォンジョンヨ メタルシャワーペンシル」です。

大人気涙袋ペンシルで、私が“涙袋メイクの第一人者”として知られるようになったきっかけのアイテムになります。涙袋メイクが簡単に作れるように試行錯誤を重ねて開発されたシャドウペンシルです。
確かな支持を得ているウォンジョンヨ。今後のブランドとしての展望をお聞かせください。
メイクアップアーティストである私がコスメを作るからには、自分の経験やノウハウを生かして、既存のコスメにはなかった斬新なアイテムでなければならないという信念があります。既存のものとは違う新しい要素や質感を生み出して、お客様に喜んでいただける商品をもっと作りたいと思っています。
これからもお客様が初めて使うときにトキメキを感じてもらえる、本当の意味で人気のあるブランドとして続けていくことが私の目標です。
[1]2022年10月〜2024年7月までの累計出荷数
Text by 継田 理恵(美容家/ライター)












