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T字カミソリ型の美顔器? 斬新な発想でメンズ美容を開拓するアンファー「DISM(ディズム)」の挑戦

2025.01.31
光るT字カミソリ? このデバイスを目にしたとき、多くの人がそう感じるのではないだろうか。実はこの製品「ディズム EMS EER メディスキンケアデバイス」は、アンファー株式会社が展開するメンズスキンケアブランド「DISM(ディズム)」の男性用美顔器だ。 
予防医学を基盤としたエイジングケア商品を数多く生み出してきたアンファーが開発した美顔器には、どのような機能やこだわりが込められているのだろう。斬新な発想でメンズ美容の新境地を切り開く同社を取材した。 

PROFILE

長内 尚(おさない ひさし)

アンファー株式会社 取締役兼DISMブランド責任者 
早稲田大学大学院 先進理工学部を卒業後、大手化粧品メーカーに入社し美容分野の経験を積む。2015年、アンファー株式会社に入社。現在は「ディズム」「オムテック」など、メンズブランドの責任者として、男性特有の肌悩みや健康課題の解決に日々取り組んでいる 

日本ではまだ数少ない「メンズ用の美容デバイス」 

メンズ美容への関心が高まり、近年男性用のスキンケアやメイク製品が続々登場している。そんななか「美容分野のデバイス」、特に顔に使うものはというとシェーバーが中心で、「男性専用の美顔器」はあまり存在しないのが現状だ。 
アンファーから誕生した新発想の男性用美顔器。「ディズム EMS EER メディスキンケアデバイス」35,200円(税込)
「美顔器自体は男性にも認知があり、美容意識の高い方は興味もお持ちです。ただし、現状はあくまで女性が使うものという認識ですね。自身で手に取るまではいかず、『自分ごと』にしている人は少ない印象です」 
アンファーが各世代の男性に調査した結果、20代は比較的美顔器に対しても抵抗がないという。しかし、30代以上は、そもそも美顔器以前の話として、日々のスキンケアすらも「なんとなく」行っている人がほとんどな状況だ。
各世代の男性との対話を重ね、肌悩みの本質に迫る長内氏
「シミを薄くしたい、クマを改善したいなど、男性もなにがしかの肌悩みをお持ちです。ところが実際は、パッケージや香りの好みで製品を選び、『肌荒れしないから自分に合っている』と思い込んで続けている方が多い。肌悩みが改善されているかといえば、そうではありません」 
そんな男性たちに向けて、「機能性を発揮する製品をお届けしたい」という思いで開発したのが、「ディズム」のスキンケアであり、美容デバイスなのだ。 

男性の肌は「糖化」しやすい? 医師の言葉から判明した事実 

男性の肌悩みを解消するにあたり、アンファーならではの強みがある。それは、グループ企業に「男性専門の美容クリニック」が存在することだ。 
全国に3院展開する「D-ISMクリニック」。日本ではまだ珍しい、美容医療を提供する男性専用のクリニックだ
「診療に携わる医師から『男性の肌は、女性に比べて硬く、ごわついている』という意見がありました。また男性患者側からも『スキンケア用品が浸透していかない感じがする』という声があったんです。この原因をひもといていった結果、『糖化』にたどり着きました」 
糖化とは、体を構成するタンパク質と、糖が結びつく現象のこと。肌のタンパク質と糖が結びついて変性すると、ごわつきやくすみの原因になるという。 
「男性は女性に比べて、炭水化物の摂取量が多い傾向にあるため、糖化リスクが高いんです。そこでディズムのベーシックスキンケアアイテムには、全製品に糖とタンパク質の結合を防ぐ『カルノシン』という成分を配合しました」 
さらに美容デバイス「ディズム EMS EER メディスキンケアデバイス」には、医師の視点と美容医療の施術に着想を得た、「エレクトロポレーション」機能を含んだ世界初のEERモードを搭載した。 

美容医療の施術を応用し、ごわつく肌に成分の浸透を促す 

エレクトロポレーションとは、電気の力によって、肌の細胞に一時的な隙間を作る施術のこと。単にスキンケアを塗布するよりも、肌の深層に成分を届ける働きが期待できる。 
「ディズムの美容デバイスには、エレクトロポレーションをはじめ、EMSやLED、ラジオ波、温感など8つの機能を搭載しています。誰でも使いやすいように、それぞれを組み合わせて『3つのモード』に集約しました」 
ボタンひとつで3つのモードが切り替わる、シンプルな操作性
1つめの「ほぐすモード」は2種類のEMSによって表情筋を刺激し、肌をやわらかな状態に整える機能。2つめの「届けるモード」は、EMSとエレクトロポレーション、ラジオ波を組み合わせた、世界初の独自モードだ。美容成分の浸透を促しながら、血流のサポートも期待できる。 
「ほぐすモード」はEMSによって、筋肉がピクピク動く実感がある
最後の3つめ「整えるモード」は、マイクロカレント(微弱電流)と青色LEDにより、肌を引き締める働きがある。 
一般的に美顔器は、多機能になるほどサイズも大きくなりがち。8つの機能を搭載しながら、小型化を実現するには苦労もあったという。 
「それぞれ最適な出力を叶えるには、本来大きなバッテリーが必要です。小型でもきちんと肌で結果を出すために、部材の選定や組み合わせに試行錯誤を繰り返し、ようやく実現しました」 
手のひらにすっぽり収まる小型サイズ。本体は約63gと軽く女性でも使いやすい
何よりユニークなのは、過去にない「T字カミソリ型」の形状ではないだろうか。この形にこだわった理由を聞いた。 
「毎日使っていただくために、『男性が親しみやすい形とは何か』を考えました。T字カミソリ型の形状なら違和感なく毎日肌にあてられるのではと。ヘッドが縦向きに回転するのも、こだわりのひとつです。目もとや小鼻脇など、エイジングサインが気になる部分をケアする工夫ですね」 
「1分間目の下にあてるだけでクマがすっきりする感覚があると思います」と長内氏

「面倒くさいと続かない」男性心理にとことん寄り添う 

男性の肌悩みと美容行動に寄り添う姿勢は、スキンケアにも貫かれている。具体的には、「1品で多機能なこと」。男性は特に面倒くさいと続かないからだ。 
「たとえば洗顔料は、洗うだけでなく『シェービングや泡パック』も可能です。男性なら一度は理髪店の顔剃りを経験していると思いますが、あの『泡に包まれる心地よさ』を再現すべく、泡の弾力感にこだわりました」 
シェービングクリームに着想を得た、もっちりとした弾力泡。「ディズム クリーミーフォームウォッシュ」120g 1,980円(税込)
洗顔後に使用する保湿アイテムも、基本的に1品だけ。「オールインワンジェル ライト(さっぱりタイプ)」は化粧水、美容液、乳液の1品3役。オールインワンジェル モイスト (しっとりタイプ)はさらにクリーム、マスクの機能を追加した1品5役の多機能設計だ。 
「ライトはなじませると水に変わる、ウォータリージェル設計を採用しています。みずみずしく広がったあと、きちんと保湿膜を形成します」 
美容デバイスとの併用にも最適なみずみずしいジェル。「ディズム オールインワンジェル ライト [さっぱりタイプ]」90g 2,420円(税込)
「モイストは形状記憶ジェル設計を採用し、肌にピンとしたハリ感を保ちます。ベーシックアイテムには糖化を防ぐ『カルノシン』と、シミ・シワに働きかける『ナイアシンアミド5%』を配合し、肌悩みに多角的に迫るのも特長です」 
プニプニとした形状記憶ジェルを採用し、潤いとハリ感を両立。「ディズム オールインワンジェル モイスト [しっとりタイプ]」90g 2,420円(税込)

1品で高機能。多忙な現代人に響くアイテムを 

実は、ディズムの愛用者には女性も多く、特に洗顔料とジェルは顧客の約3割を女性が占めるという。化粧品の選択肢が豊富な女性が、あえてメンズ用のディズムを選ぶ理由とは何だろう? 
「洗顔料の場合、これだけ硬く弾力がある泡はあまりないことが挙げられます。また保湿アイテムは、手軽なのにナイアシンアミドを5%配合していることをはじめ、本格的な成分設計であることが理由のひとつではないでしょうか。スキンケアに関心が高く、成分に詳しい女性ほど、ディズムに価値を見出してくださるのかもしれません」 
男性の心理や美容行動に注目した結果、男女問わず多忙な現代人に支持されたとは、とても興味深い。とはいえ、「ディズムは今後も男性に寄り添いたい」と長内さんは話す。 
「現状は『なんとなく』スキンケアをしていても、自身の肌に関心を抱く男性は確実に増えています。一人ひとりの肌悩みに対応し、シンプルで機能性を追求したブランドへと成長させていきたいですね」 
斬新な発想でメンズケアを追求するディズム。次はどのようなアイテムが登場するのか、期待したい。 

Text by 宇野 ナミコ

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