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ライフスタイルブランド「ATTITU(アティテュ)」が提案する新しいスタンダード

2026.04.14
“「正解はない」を新しいスタンダードに”。このコンセプトを掲げ、これまでの価値観に固執しない本質的な思考で、いまを生きる人にフィットするものを提案するブランドが「ATTITU(アティテュ)」だ。
土屋鞄製造所が培ってきた高いクオリティを背景に、次世代の価値観を提案するライフスタイルブランドとして2024年に誕生した。
今回はATTITUのブランドディレクターを務める竹原 宏平さんに、ブランド誕生の背景やプロダクトについて話を聞いた。

土屋鞄製造所の未来を模索し誕生したATTITU

日本を代表する老舗鞄メーカーである土屋鞄製造所。その未来を見据えるなかで、新たなブランドとして構想され、約1年半の準備期間を経て誕生したのがATTITUだという。
「私たちがこれまで手がけてきた鞄はレザーが中心でした。それは非常に重要なことなのですが、土屋鞄製造所の未来を考えるにあたって世の中の鞄のニーズを広い目で見ていくと、鞄はレザーだけではないという気づきがありました。
また弊社は自社工場を含めてMADE IN JAPANで取り組んできましたが、国内の鞄工場は減少しており、後継者問題などもあって将来的な課題も見えてきています。
ブランドとして成長していく未来を考えたとき、サプライチェーンを日本だけで考えるのは難しくなるのではないかと予想しました。そこで、少し外に目を向けてみようと考えたのです。
レザー以外の素材としてナイロンバッグはもともと市場がありましたが、コロナ以降ライフスタイルの変化もあり、その需要はさらに高まっていると感じました。そこで新しいチャレンジとして立ち上げたのがATTITUになります。
従来の工場背景をそのまま使うのではなく、海外と国内の新たな工場を開拓して生産しています。
世界的に見ても高い技術の職人が在籍している会社であることは理解していますが、新しいステージに進むための挑戦として、他社のリソースから学ぶことも多いと考えています。
もうひとつ大事なのは顧客層です。ATTITUは若い層の方に幅広く使っていただきたいと考えています」

コンセプトは“「正解はない」を新しいスタンダードに”

掲げているコンセプトと、ブランド名の由来についても話を聞いた。
「いまは情報が溢れ、SNSなどで正解らしきものが無限に出回っています。そんな世界が早くから身近にあった若い世代ほど「外さない選択」を求めてしまう傾向があるのかなと思います。ただ、ライフスタイルも人生も唯一の正解は存在しません。
それぞれが自分なりの正解を見つけ、自分らしさを大切にしていく。そういう人たちを応援するブランドとして、このコンセプトを掲げています。
ATTITUという名前は“アティチュード(attitude)=姿勢”という言葉をもじったものです。前向きな姿勢や考え方を大切にするブランドでありたいという思いが込められています」
ATTITU今シーズンのルックブックから

ブランドのシグネチャー「NYLON BACKPACK L 001」

ブランドスタート時は5~6型のラインナップから始まり、現在は約10型で展開しているという。ここからはブランドを代表するアイテムを見ていく。
「ランドセルなど背負い鞄の技術は、私たちが得意としている分野です。その技術をどう展開していくかというなかでご紹介したいのが、『NYLON BACKPACK L 001(ナイロン バックパック エル)』です。
サイズはゆったりとした大きめの設計にしており、容量の大きさはもちろん、現代のファッションスタイリングにマッチするバッグとして、このモデルをシグネチャーに位置付けています。
カジュアルシーンとの相性も考え、素材には『CORDURA®Fabric(コーデュラ ファブリック)』を採用しています。撥水性と耐摩耗性の高さが特徴です。
また全体のシルエットにも強いこだわりがあります。マチをしっかりと取り、荷物を入れたときに自然に落ちるフォルムが特徴です。現在はワイドシルエットの服装が主流になっているので、バッグもそれにフィットする形のほうが全体のバランスがきれいに見えると考えています。
土屋鞄製造所らしさとして、要所にレザーも使用しています。機能面ではサイドポケットやノートPCスロット、ガジェット収納用のメッシュポケットを備え、背面にはキャリーケースに取り付けられるキャリーバーも付いています」
NYLON BACKPACK L 001 41,800円(税込)

ATTITUが採用するナイロンとテックレザー

ATTITUのメイン素材には「ナイロン」と「テックレザー」の2種類があるという。その両方を使用したモデルとして、「NYLON×LEATHER BACKPACK SF M 010(ナイロン×レザー バックパック エスエフ エム)」を紹介してもらった。
「このモデルでは非常に薄いレザーを使用しています。ecco leather(エコーレザー)社製の『BLADE NEO FSDX(ブレード ネオ エフエスディーエックス)』と呼ばれる素材で、通常のバッグ用レザーよりも薄く漉いたレザーの裏にシートをボンディングすることで、軽さと撥水性を両立しています。私たちはこれを“テックレザー”と呼んでいます。
このテックレザーとCORDURA®Fabricを組み合わせたのがこのバックパックです。このモデルはもともとTSUCHIYA KABAN™のアーカイブをベースに、リバイバルをかけるかたちで作られたアイテムです。
印象的なバックルはTrimmers(トリマーズ)社のもので、巾着仕様のナップサック型になっています。サイドのファスナーからメインコンパートメントにアクセスでき、もう一方のファスナーはポケットになっています。内部にはPCスロットやメッシュポケットを備え、こちらも背面にはキャリーバーが付いています」
NYLON×LEATHER BACKPACK SF M 010 69,300円(税込)

ライフスタイルブランドとしてのATTITU

冒頭で述べたように、ATTITUは単なるバッグブランドではなく、ライフスタイルブランドとして展開されている。
テックレザーを使用した「LEATHER PHONE CROSSBODY 014(レザー フォン クロスボディ)」や「レザーウォッチバンド Apple Watch用(NATOタイプ)」なども人気アイテムだという。
さらに新商品として、シューズの展開もスタートした。
「このシューズはレザーとメッシュのコンビネーションに、ボリュームのある『Vibram(ヴィブラム)』ソールを採用しています。クッション性が高く、スニーカーとサンダルの中間のような感覚で履けるデザインです。
踵に硬い芯を入れないソフトな作りで、足へのフィット感を軽やかにしており、素足でも履けるメッシュ仕様になっています。きれいめに履きたい場合は黒いソックスと合わせればスニーカーのような見え方にもなります。
旅行では靴を何足も持っていくのは大変なので、この一足でさまざまなシーンに対応できるよう設計しています」
LEATHER PHONE CROSSBODY 014 22,000円(税込)
レザーウォッチバンド Apple Watch用(NATOタイプ) 11,000円(税込)
SHOES 35,200円(税込)

2026年4月、鎌倉に旗艦店がオープン

2026年4月4日、ATTITUの旗艦店となる「ATTITU鎌倉店」がオープンした。この店舗についても話を聞いた。
「現在は10型ほどのアイテムを展開していますが、おかげさまで完売するモデルも出てきています。そこでブランドの世界観をまとめて見ていただける場所として、TSUCHIYA KABAN鎌倉店の2階を改装し旗艦店としてオープンすることになりました。
面積は大きくありませんが、店内の中央には作業デスクのようなテーブルを置き、架空のアートディレクターのオフィスというテーマで空間を作っています。
世界を移動するなかで得たアイディアや知識をプロダクトとして発信していく、そんなストーリーを表現した空間です」
ATTITU鎌倉店の店舗イメージ
出張や旅というキーワードは、ATTITUのプロダクトにも深く結びついている。移動し、さまざまな場所で得たインスピレーションを日常へと持ち帰る。その過程で相棒となるようなアイテムを提案することが、このブランドの個性だと言えるだろう。
CORDURA®Fabricやテックレザー、Vibramソールといった高機能素材を取り入れながら、デザインは土屋鞄らしさが光るオーセンティック。
長く愛されてきたバッグやプロダクトへのリスペクトをベースに、現代のテクノロジーと融合させる。ATTITUはそうした思想のもと、これからのライフスタイルに向けた新しいスタンダードを提案している。

PROFILE

竹原 宏平(たけはら こうへい)

株式会社土屋鞄製造所

ATTITU ブランドディレクター

1981年生まれ。セレクトショップにてバイヤー、MDを経て、2021年に土屋鞄製造所に入社。現在は2024年7月にスタートした「ATTITU」のブランドディレクターを務める。

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