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「コロンビア」の最新バックパック「ペッパーロックアドバンス」が遂げた進歩とは?

2025.05.30
アウトドアショップなどでバックパックの品揃えを見て回ると、最近の目立つ傾向として通勤など普段使いとアウトドアでの併用が可能なモデルが充実してきている。ビジネスに必要なアイテムが整理収納しやすく、アウトドアでの行動を快適にする仕様がさりげなく取り入れてあり、どんな状況にも対応しやすい製品が増えてきた。
 
なかでも「コロンビア(Columbia)」2025年春夏の新製品「ペッパーロックアドバンス(Pepper Rock Advance)」は、店頭で見れば見るほど収納にも行動にも便利なデザインになっている。そこで株式会社コロンビアスポーツウェアジャパンを訪ね、商品本部の中尾維志さんに製品の特長を詳しく聞いた。

実用的で快適、多機能でリーズナブル。さりげなく街でもアウトドアでも活用できる!

ペッパーロックアドバンス27Lバックパック 19,800円(税込) カラーはBlackとCity Greyの2タイプ。ユニセックスでワンサイズ。容量の大きなペッパーロックアドバンス40Lバックパック 24,200円(税込)もあり
総合アウトドア・スポーツウエアメーカーとして、「コロンビア」は登山・トレッキング・キャンプ・スキー・スノーボード・フィッシングなど、自然環境の中で行うアクティビティに適したウエアやギアに定評のあるブランドだ。
 
「その中でも『ペッパーロック』は街での使用に適したポケット使いが特長で、登山やトレッキングに適した機能も備えている非常に汎用性の高いシリーズです。街で便利に使える上に山で快適に使える、いわば『いいとこ取り』の人気アイテムをさらにアップグレードしたのが、この『ペッパーロックアドバンス』になります」
15インチ対応のPCスリーブをメインのコンパートメントに装備
PCスリーブの底面はバックパックの底面より少し高い位置にしておくのが、衝撃に備える意味では望ましい。そこで「ペッパーロックアドバンス」の底のほうを手で探ると、バックパックの底面よりPCスリーブの底面が高い位置に設けられていた。これならデジタル機器を安心して携行できる。
 
「セカンドコンパートメントにはオーガナイザーポケットを装備しているので、デジタル機器のコード類や充電器、バッテリーなどを収納するのに便利です。クッション付きの部分はスマートフォンの携行にも適しています。ファスナー付きのポケットや、大小の仕切りがあるポケットに何を収めるかは使う方のお好みですが、適切な配置を意図しました」
セカンドコンパートメントを開くと機能的に配置されたポケット群にアクセスできる
オーガナイザーポケットの向かい側には、標準装備のレインカバー(巾着付き)を収めるポケットあり
「タウンユースを想定したバックパックで初めて、付属品としてレインカバーを装備しました。アウトドア用のバックパックには、『コロンビア』のブランドカラーであるブルーのレインカバーを装備していますが、『ペッパーロックアドバンス』のレインカバーは街使いになじむグレーにしました。本体がどちらの色でもレインカバーはグレーです」
付属のレインカバーをバックパックに装着した状態
山の天気は変わりやすいので、バックパックに装着するレインカバーは必携といっていい。街でも近年いつ何時ゲリラ豪雨に見舞われるかわからず、雨具の他にレインカバーを用意しておくに越したことはない。真夏など、身体はぬらしてもバッグの中身(とくにデジタル機器など)はぬらしたくない場面があるほどだから、レインカバーが標準装備されているのはありがたい。
 
「土砂降りの雨ならレインカバーをかけたほうが安心ですが、バックパック本体の生地も『コロンビア』が誇る独自の撥水機能『オムニシールド』なので、少々の雨なら生地が弾きます」

整理収納の便利さに加えて、背負ってわかる快適さはアウトドアの技術の賜物

「背負い心地に関していうと、まず背面の構造が従来よりさらに進化しています。段差を設けて両サイドに適度なクッション性を持つパッドが備えてあり、背面の通気性を高める構造になっています。パッド自体も肉抜きして穴をあけてあるので、より通気性が高まります。全体にメッシュを採用し、背中への当たりのよさと安定感が高められています」
背中への当たりがよく、安定感が増し、通気性が高い構造なので快適に背負える
ウエストベルトは前後左右にバックパックがブレるのを防止するため、アウトドアで行動する際は便利なものだが、街ではそこまでのブレ対策が必要ないかもしれない。となると、ベルトが邪魔になるケースもあるので取り外し可能になっている。
 
「必要に応じてウエストベルトは簡単に付け外しできます。ウエストベルトを付けて身体の前で留めると、本体の両サイドの一体型ウイングで腰へのフィット感が高まります。この快適さはアウトドアで実感していただきたいですね。ベルトを外すと一体型ウイングは本体になじみ、街使いに最適なすっきりした見た目になります」
ショルダーハーネス上部のベルトは本格的なアウトドア用バックパック仕様の安定感とフィット感を高めるスタビライザーだ
登山などで長時間バックパックを背負って行動する際に、ショルダーハーネス上部のスタビライザーを程よく引いて肩の安定感を高めておくと非常に快適。また、左右の身体の動きに対応する「遊び」ができるため、スタビライザーがあるとないとでは快適さが大違い。
 
「デジタル機器や書類などで携行品の重量が増えると、街でもスタビライザーの効果が発揮されます。スタビライザーの役割は本体を身体に引きつけることで、荷重が外側にかかることを防ぎます。
 
また、バックパック上部の持ち手より背面に近い側のポケットは、片手でバックパックを持ったまま開閉しやすいので、出し入れする頻度の高い小物を収納するのに便利です」

使い勝手のよさが考え抜かれた至れり尽くせりの製品が、2万円を切る価格で手に入る

ショルダーハーネスにはバックパックを背負ったまま開け閉めできるファスナー付きポケットを装備
フロントのポケットには本や雑誌、新聞や地図などを入れるもよし、脱いだ衣類を一時的に収めるもよし
全体にすっきりしたデザインで街使いになじみ、アウトドアでの使い勝手もいい「ペッパーロックアドバンス」は非常に完成度が高く、それでいて価格は抑えられている。普段使いから山小屋泊の登山まで活用できる逸品なので、気になったらショップで仕様を確認してみてほしい。

PROFILE

中尾 維志(なかお ただし)

株式会社コロンビアスポーツウェアジャパン商品本部
バックパックやアクセサリーの開発に際して、他ブランドの製品も含めて実際に使用しながら気づいたところをヒントにしていく。「ペッパーロック」の機能性と快適性はお気に入りで通勤の際の基本のバックパックにしている。

Text by Naoki Sakata

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