

Articles
99%自然由来で“医薬部外品”へ挑戦! 「ジョンマスターオーガニック」の薬用育毛セラム、その実力とは?
ニューヨーク発のオーガニックブランド「ジョンマスターオーガニック」が、この夏、ブランド初となる“医薬部外品”の育毛セラム「薬用 ヘアグロースエッセンス」を発表した。
なぜ医薬部外品に至ったのか? 株式会社ジョンマスターオーガニックグループの製品開発を担当する小島ゆかりさんに質問をぶつけた。
PROFILE
小島 ゆかり(こじま ゆかり)
株式会社ジョンマスターオーガニックグループ
製品開発担当
現代の薄毛の原因は、毛髪サイクルの乱れにあり
そもそもなぜ、薬用育毛セラムの開発に至ったのか?「現代人に多い髪悩みである薄毛を分析した結果、ストレスをはじめ、睡眠不足、加齢、ホルモンバランスの乱れ、頭皮の汚れ、血行不良などによって毛髪サイクルに乱れが生じ、抜け毛や細毛、ボリュームの減少につながっていることがわかってきました」
この製品のカギを握るのが「毛髪サイクル」だ。
髪は約6年をかけて成長期、退行期、休止期を繰り返し、生え変わっていく。成長期が短くなるなど、この周期に乱れが発生すると、薄毛や抜け毛の原因となる。

「毛髪サイクルが乱れる原因は多岐にわたりますが、アプローチするべき場所は同じです。我々は毛髪サイクルと頭皮環境をすこやかに保つ成分を開発することにしました」
目指したのは、“99%自然由来”の医薬部外品

医薬部外品とは、日本の法律(薬機法:旧薬事法)で定義された製品区分のひとつで、「人体に対する作用が緩やかで、予防や衛生を目的とした成分を含む製品」を指す。成分や効能に対して厚生労働省の承認が必要だが、有効成分や効能・効果の表示が可能になる。
日本の医薬部外品の審査はじつに厳格だ。さらにそれ以上の難題となったのが、日本では育毛剤に使用できるオーガニック成分に限りがあったことだという。
「育毛の有効成分は約60種類あり、そのうちたしかなエビデンスがある成分だけを選びました。限られた成分だけを使うと、他社製品と似通ってしまう傾向がありますが、われわれは成分の組み合わせにこだわることで独自性を打ち出しました」
成分の組み合わせにはノウハウが必要であり、ブランドのカラーが出るという。
3種類の植物由来成分が育毛を促進する
「処方では自然由来成分と医薬部外品の有効成分を組み合わせました。オタネニンジン(高麗人参)から抽出したニンジンエキスと、東洋医学でも知られるタマサキツヅラフジから得られたタマサキツヅラフジアルカロイド、カンゾウ由来のグリチルリチン酸ジカリウムが、薄毛や抜け毛を防いで発毛を促進。育毛しやすいすこやな頭皮環境へと導きます」
自然由来の廃棄リンゴと伝統ゴボウが頭皮環境を整える
開発の段階で着目したのが、摘果リンゴエキスと宇陀金ゴボウエキスだ。摘果リンゴとはリンゴの栽培過程で品質のよい果実を育てるために、間引き(摘果)された未成熟のリンゴを指す。
「廃棄されるリンゴを使うことで、資源の有効活用にもつながります」

一方の宇陀金ゴボウは、奈良県の宇陀地域で栽培される伝統野菜。
宇陀地域ではこのゴボウが日常的に食べられており、長寿や美肌の人が多いといわれ、近年にわかに注目を集めている野菜だ。

ツバキ油やトウキンセンカエキス、ゲンチアナエキス、豆乳発酵液、海藻エキス、アロエエキスといったオーガニックの美容成分も配合。
「アロエエキスやトウキンセンカエキスなどのオーガニック植物エキスが頭皮を保湿しつつ柔らかくし、ツバキ油やシア脂が潤いのベールで頭皮を保護します。頭皮環境を整えることで、すこやかな髪が育つ土壌を育みます」

髪や頭皮への影響が懸念される成分を使用しないのもこだわりのひとつ。
「パラベンや鉱物油、石油系界面活性剤、合成香料、合成着色料、シリコーン、サルフェート、紫外線吸収剤、キレート剤などは使用していません。肌や頭皮への優しさを第一に、肌が敏感な人でも安心して使える処方になっています」
ローラーボールがもたらすさまざまなメリット
実際に使ってみると、先端はローラーボールになっていて、転がしながら塗布するロールオンタイプに。金属のひんやり感が頭皮に心地よく、手を汚さずに使用できるのもうれしい。「こぼれないので無駄もありません。また、ローラーボールを使ったエアレス容器のため、フレッシュな状態を長くキープできます」

テクスチャーは軽やかでサラッとした質感。髪や頭皮になじみやすく、重さやベタつきは感じない。リンゴを思わせるほんのり甘い香りも印象的だ。
「ローマカミツレとベルガモット、パルマローザの天然精油をブレンドしました。温かみのあるハーバルの香りが気分をリフレッシュさせます」

発売から2ヶ月余り、メディアやSNSで評判が広まり、売り上げは好調だという。
「男女問わず売れていて、30代のユーザーが多いです。使い心地に関しては、生え際にも塗りやすい、といったお声をいただいており、手ごたえを感じています。
植物由来成分は正しく選び、調合することで、悩みに応えられるたしかな力を持ちうると信じています。自然の力と医薬部外品としての信頼を掛け合わせた薬用 ヘアグロースエッセンスは、そんなわれわれの思いをかたちにした製品なのです」
“99%自然由来で医薬部外品”という、これまでにない価値を実現したジョンマスターオーガニックの挑戦。この育毛セラムは、オーガニックヘアケアの未来を切り拓く、たしかな一歩となりそうだ。
Text by Ryota Osujo













