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真冬に活躍する「MERRELL(メレル)」のウィンターシューズ! 決め手は「Vibram Arctic Grip(ビブラム アークティック グリップ)」

2026.01.09
アメリカ発祥のグローバルアウトドアブランド「MERRELL(メレル)」は、1981年にブーツ職人であるランディ・メレル氏がハイキングブーツを開発したことから始まった。現在では、ハイキングシューズやトレイルランニングシューズ、スポーツサンダルなど、さまざまなアイテムを世界中で展開している。
今回は、真冬に活躍するアイテムについて、丸紅コンシューマーブランズ株式会社 メレル事業部の田中 祐介さんにおすすめを伺った。

名ブーツ職人ランディ・メレルと、2人のキーマンとの出会い

はじめに、MERRELLというブランドが誕生したヒストリーについて話を聞いていこう。
「MERRELLの発祥はアメリカ・ユタ州といわれていますが、現在の本社はミシガン州ロックフォードという小さな街にあります。カナダに近いエリアで、夏は過ごしやすく、冬は豪雪となる地域で、アウトドアアクティビティにも適した場所に拠点を構えています。
創業者のランディ・メレル氏は、ブーツを得意とする革靴職人としてすでに名を知られた存在でした。彼が手がけた木底のハイキングブーツは、『Backpacker Magazine(バックパッカー マガジン)』に掲載されるなど高い評価を受けていたのです。当時、この雑誌はアメリカのアウトドア業界や愛好家にとって指標となる存在であり、それに掲載されること自体が非常に大きなインパクトを持っていました。
同時期に、のちにMERRELLのキーマンとなるクラーク・マティス氏とジョン・シュバイツァー氏という2人の人物が登場します。マティス氏は、1968年のグルノーブル冬季オリンピックに出場したスキー選手という経歴を持つアスリートで、2人は靴作りに強い関心を抱いていました。『Backpacker Magazine』でメレル氏の存在を知り、声をかけたことがすべての始まりだったそうです。
靴作りの天才と、販売やビジネスのアイディアを持つ2人が出会い、1981年に3人でMERRELLをスタートさせることになります」
MERRELL創業者 ランディ・メレル氏
MERRELLの歴史が感じられるようなコラージュ

MERRELLを形作ったブランド初期の名品

ここで、MERRELLというブランドを形作ってきたアイテムを見ていきたい。伝説的な定番モデルとして知られるのが、MERRELLが最初に手がけたブーツ「LEATHER(レザー)」だ。
「いまのテイストから見ると、非常にレトロなバイブスを感じさせるブーツですが、このLEATHERというハイキングブーツが、MERRELLのファーストシューズです。
こだわりのイタリアンレザーを使用し、メレル氏の卓越した手腕によって『北米でもっとも快適なハイキングシューズ』に選ばれるなど、非常に高い評価を獲得したアイテムです。特に日本では、現在でも高い人気を誇っています」
LEATHER 58,300円(税込)

ブランドの遺伝子といえる2つの定番モデル

ブランドの歴史の中で、大きな転機となったアイテムがある。それが、1998年に誕生した「JUNGLE MOC(ジャングル モック)」と、2007年に登場した「MOAB(モアブ)」だ。この2モデルは、発売以来、MERRELLを語るうえで欠かすことのできない存在となっている。
「JUNGLE MOCは発売から27年が経ちますが、一度もモデルチェンジやマイナーチェンジを行うことなく、長きにわたって愛され続けているシューズです。27年間変わらず支持されてきたという事実からも、その完成度の高さがうかがえます。また、アウトドアアクティビティの後に履くアフタースポーツシューズという発想自体も、当時としては非常に斬新なコンセプトだったのではないでしょうか。
このシューズをきっかけにMERRELLを知ったという方も多いと思います。ブランドがグローバルに広がっていくうえで、大きな役割を果たしたアイテムのひとつです。
そして2007年にはMOABがリリースされます。MOABというモデル名は、“the Mother Of All Boots”の頭文字からきていますが、ユタ州モアブという街からインスパイアを受けていることも前提としてあります。
発売以来、ハイキングシューズのアイコンモデルとして支持され続け、2017年には第2世代となる『MOAB 2(モアブ ツー)』、さらに2023年には『MOAB 3(モアブ スリー)』が登場しました。現在も高い人気を誇るモデルですが、ハイキング用途だけでなく、街履きとしての汎用性の高さもMOABならではの魅力だと思います。
最初にご紹介したLEATHER、そしてJUNGLE MOCとMOAB。この3モデルこそが、MERRELLの遺伝子を象徴する存在なのではないでしょうか」
JUNGLE MOC 15,400円(税込)
MOAB 3 SYNTHETIC GORE-TEX® 18,700円(税込)

この冬一番におすすめしたい、MERRELLの高機能ウィンターシューズ

ここからは、この冬におすすめのアイテム「THERMO SNOW GRIP MID WATERPROOF(サーモ スノー グリップ ミッド ウォータープルーフ)」を紹介していく。高いグリップ力で氷をとらえる「Vibram Arctic Grip(ビブラム アークティック グリップ)」の性能についても、詳しく話を聞いていこう。
「このアイテムは、山の中に入ってウィンターハイクなどのアクティビティを行うためのツールとして開発され、ソールのベースはMOABのパターンを採用し、シューズとしてのテクノロジーはトレイルランニングシューズになっていて雪の上を歩くシーンに適しています。
冬のメインアイテムとして、ハイキングや各種アクティビティはもちろん、街履きとしても使えるデザインに仕上がっています。
仕様としては、高断熱素材『Primaloft® Gold Eco(プリマロフト® ゴールド エコ)』のインサレーションを200g搭載し、高い保温性を確保しています。
さらにウォータープルーフ仕様に加え、氷上でも優れたグリップ力を発揮するVibram Arctic Gripソールを採用している点が、大きな特徴です」
THERMO SNOW GRIP MID WATERPROOF 27,500円(税込)

Vibram Arctic Gripが実現する、アイスバーンでの高いグリップ力

このTHERMO SNOW GRIP MID WATERPROOFは、ソールの完成度も大きな魅力となっている。その実力をより深く理解するために、ソールの仕様についてさらに掘り下げていく。
「アウトドアブランドとして、アクティビティでの使用はもちろん、街履きとしても取り入れられるデザインであることは大きなポイントです。凍結路面を歩くロケーションとして、日本で代表的なのが北海道・札幌だと思います。
札幌では、いわゆるブラックアイスバーンと呼ばれる氷の路面で滑って転倒することがよくあります。こうした環境はアクティビティに限らず、札幌に暮らす人々が日常的に直面しているものでもあります。
そこで2016年に、ビブラム社と共同でVibram Arctic Gripというアウトソールを開発しました。ソールパターンのデザインは自社で行い、ビブラム社にはゴム配合やテクノロジー面を担当してもらっています。オレンジ模様が入ったザラザラとした部分がこのソールの核となる部分で、表面には起毛加工が施されています。
この起毛部分は『フィラメント』と呼ばれ、その周囲には耐久性とグリップ性に優れた『Vibram XS Trek Evo(ビブラム エックスエス トレック エボ)』というラバーが使用されています。
そもそも氷の上で滑る原因は、氷の表面にできた水の膜の上に乗ってしまうことにあります。このフィラメントは起毛が立っていることで水の膜を突き破り、氷の表面、さらにはその下の地面まで到達します。毛がしっかりと刺さり、ゴムが接地することで、強いグリップ力を発揮する仕組みになっています」
Vibram Arctic Grip
ここまで、ブランドの歴史や代表的なアイテム、そしてこの冬におすすめの一足を紹介してきた。MERRELLは、今年45周年を迎える。創業以来変わらぬ高いクオリティと技術革新は、これからも止まることはないだろう。
東京・原宿の直営店をはじめ、全国の販売店で、そのデザインと性能をぜひ体感してほしい。

PROFILE

田中 祐介(たなか ゆうすけ)

丸紅コンシューマーブランズ株式会社

MERRELL MARKETING MANAGER

丸紅コンシューマーブランズ株式会社 メレル事業部 マーケティングディレクションを担当。より多くの人々が「外」に一歩踏み出し、「心も身体も自由になる」きっかけ作りをすることを目標に、日々製品開発に勤しんでいる。

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