

Articles
安定性と弾むようなライド感を両立! ナイキ 「ストラクチャープラス」のテクノロジー
スタビリティに優れたデイリートレーナーとして、長く愛され続けてきた「NIKE STRUCTURE(ナイキ ストラクチャー)」シリーズ。昨夏にリリースされた「ナイキ ストラクチャー 26」は、安定性と快適性を両立し、多くのランナーに支持されている。
そんな「ナイキ ストラクチャー」シリーズに、新作「ナイキ ストラクチャー プラス」が追加された。ランナーをケガから守る安定性と、日々のランニングが楽しくなる、弾むようなライド感の両立に成功した革新的なモデルには、どんなテクノロジーが採用されているのだろうか。
安定性にフォーカスした「ナイキ ストラクチャー」シリーズ
「スタビリティ シューズにこれまで以上のクッション性や楽しさ、エネルギーを感じる履き心地を提供することを目指しました。ストラクチャー シリーズで初めてズームX フォームとリアクトX フォームを併用したストラクチャー プラスは、ランナーの期待するサポート性は維持しながら、これまで以上の柔らかさと反発性のあるライド感を提供します」と、ナイキ ランニング フットウエア エキスパート プロダクト ライン マネージャーのアシュリー・キャンベル氏は言う。
ナイキのロードランニング用シューズ(レーシング用シューズを除く)を確認しておこう。ナイキのロード用ランニングシューズは、「ペガサス」「ボメロ」「ストラクチャー」の3シリーズに集約された。
それぞれ、アイコンモデルに加えて「プラス」「プレミアム」と名のつくモデルが展開されるとアナウンスされている(ストラクチャー プラスが発表されたことで、未発表なのはストラクチャー プレミアムのみ)。共通して快適性を追求しながら、「ペガサス」はレスポンシブ クッショニング、「ボメロ」はマキシマム クッショニング、「ストラクチャー」はサポーティブ クッショニングをコンセプトとしている。

「ナイキ ストラクチャー プラス」は、シューズにサポート性、安定性を求めるランナーの新しい選択肢というわけだ。
「私たちがフォーカスしたのは、快適性を犠牲にすることなく、いかに優れたサポート性を提供できるかということでした。長年、スタビリティシューズは、重く、硬く、走っていてあまり楽しくないという印象を持たれてきました。私たちはその点を見直し、ランナーが必要とする安定性を確実に提供しながら、優れたクッション性、快適性、楽しいランニング体験を犠牲にすることのないシューズを目指したのです。
スタビリティシューズを好むランナーは、多くのニュートラルシューズが並ぶなかで、自分たちにはあまり選択肢がないと感じていたかと思います。ストラクチャー 26に加え、ストラクチャー プラスをリリースすることで、スタビリティシューズを求めるランナーにさらなる選択肢を提供できることをうれしく思います」
シリーズ初! ズームX、リアクトXフォームを両搭載
「ストラクチャー プラス」と「ストラクチャー 26」は、ともに安定性を求めるランナーのニーズに応えるべく開発されたシューズ。「ストラクチャー 26」は全体的なバランス感を重視し、「ストラクチャー プラス」はより優れたエネルギーリターンと柔らかさ、クッショニングの向上を実現している。 「今回、ズームX フォームをストラクチャーシリーズに初めて搭載しました。軽さと反発性に優れ、柔らかさもあるフォームです。これを足のすぐ下、ミッドソールの上部に採用しています。
そして、ズームX フォームの下にリアクトX フォームを配置し、安定性を高めています。リアクトX はストラクチャー 26にも使っているフォームで、ズームX フォームよりは少し硬めで、とてもクッション性に優れている素材です。
ズームX フォームとリアクトX フォームを組み合わせることで、弾むようなライド感と安定性のバランスをとっています。アプローチとしてはボメロ 18と似たものになっています」

革新的なミッドフット サポート システム
「ストラクチャー プラス」の高い安定性、サポート性を支えているのが、ミッドフットサポートシステムと名付けられたテクノロジーだ。「ミッドソールの中足部内側と踵部外側が巻き上がった構造により、着地時の過度なプロネーション(着地時に踵が内側に倒れ込む動き)を抑制し、かつプロネーションの速度を抑えることで、身体への負担を軽減する。 オーバープロネーションは、ランナーが悩まされることが多いシンスプリント(脛骨過労性骨膜炎)、足底筋膜炎、アキレス腱炎、腸脛靭帯炎などの原因になるとされている。安定性の高いシューズを選べば、これらを予防できるというわけだ。
「ランナーがサポートを必要とする部分、つまり中足部内側と踵部外側を、足を包み込むようにしてサポートできるようになっています。ストラクチャー 26と似たような構造になっていますが、同様のテクノロジーをストラクチャー プラスにも生かしています。
また、安定性を高めるためにソール底面の幅を広くとっています。ボメロ18、ストラクチャー 26と比べても広くなっていて、特に中足部から踵部の安定性を高めています。ソールの厚さは前足部が32mm、踵部が42mm。ストラクチャー 26よりも4mm厚くなり、フォームの量が増えています。
一方で、ボメロ 18よりは4mm薄くなっていますが、十分なクッション性と高い安定性を提供できる厚さになっています」


シューズ重量は約309グラム(メンズ片足28cm)で「ストラクチャー 26」よりも軽量になっている。
ナイキアスリートで1万メートルのアメリカチャンピオンであるカリッサ・シュヴァイツァー選手は「ストラクチャー プラスはこれまでのシューズよりも軽くてクッション性が高く、これまでと同様に信頼できる安定性と反発性のあるシューズなので、走るのが楽しくなります。今までの安定性を重視したシューズは堅苦しいけれど仕方ないから履くという感じでしたが、このモデルは、これで走りたいと思えるシューズです。軽く、スムーズで毎日のランを楽しくしてくれます」とコメント。
「ストラクチャー プラス」は、ケガなく、そして楽しく走りたいというランナーが求めるものを提供してくれるはずだ。
PROFILE
アシュリー・キャンベル
ナイキ ランニング フットウエア エキスパート プロダクト ライン マネージャー
高校と大学でクロスカントリー選手としても活躍。ジョージワシントン⼤学のクロスカントリーのコーチも務め、運動⽣理学の修⼠号も取得している。ランニングのフットウエア エキスパート ライン マネージャーとして、 「ストラクチャー」や「ボメロ」などの主要プロダクトに取り組んでいる。
Text by Fumihito Kouzu















