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英国コスメブランド「RIMMEL LONDON(リンメル ロンドン)」の190年間変わらぬ“美へのこだわり”
1834年に誕生した英国コスメブランド「RIMMEL LONDON(リンメル ロンドン)」。リーズナブルな価格で高品質なアイテムを展開しており、グローバルコスメブランドとしての地位を築いている。
そんなリンメル ロンドンの歴史は、調香師の革新的な製品づくりからはじまった。王室御用達の調香師から、世界的なコスメブランドへと発展を遂げた同ブランドは、どのような道を歩んできたのか。その歴史を紐解く。
PROFILE

宮地 杏里沙(みやじ ありさ)
Marketing部 マーケティングスペシャリスト
PROFILE

池田 晶子(いけだ あきこ)
PR&Communication部 デジタル/PR/E-commerceスペシャリスト
調香師が作る画期的な製品が人々を魅了
「リンメル ロンドン」は、フランス生まれのイギリス人起業家ウジェーヌ・リンメル氏によって設立された英国コスメブランドである。リンメルの創始者であるユージン・リンメルは調香師の父と経験を積み、画期的な製品を生み出した。ユージン氏は、父とともにパリからロンドンに渡り研さんを積む。通販カタログや香り付きの扇子、バレンタインカードなど、時代に先駆けた数々の発明品を生み出し、ビクトリア時代に大きな反響を呼んだ。
1851年、ロンドンのハイドパークで開催された博覧会での出来事は、特筆に値する。ユージン氏がその博覧会で披露した、貴婦人のハンカチに瓶に入った香水を噴射する「香り付きの噴水」は、オーデコロンの先駆けともいえる画期的な製品であった。このアイディアは訪れた人々を魅了し、後に王室御用達の調香師という栄誉ある地位への足がかりとなる。

またユージン氏は、おそらく世界初となる“無毒”のマスカラも開発した。これが、リンメル ロンドンの歴史において重要な転換点のひとつとなる。その出来事について、ブランドのPRを担当する池田さんはこう話す。
「当時はランプの炎に皿をあてて“すす”を集め、それを筆にとってまつ毛に塗っていたそうです。マスカラは害のあるものとされていたなかで、ユージン氏は『安全とは言い難いマスカラを、無毒にできないか』と開発をはじめました。
画期的な製品として生まれた無毒のマスカラ『リンメル ウォーター コスメティクス』は、化粧品業界に大きな影響を与えました。イタリア語やスペイン語では、『リンメル』という言葉がマスカラの代名詞として今でも使用されているそうです」

グローバルなコスメブランドへと発展
1900年代に入ると化粧品の需要が高まるとともに、ブランドは新たな転換期を迎える。ユージン氏の逝去後、広告担当をしていたカプリン夫妻の指揮のもと、マスカラ以外の化粧品開発が本格的に進められたのだ。カプリン夫妻はマーケティングに長けており、「ファッションと化粧品の大衆化によって、1960年代にはロンドンが世界の流行発信地になる」と予測を立てた。そこで「美にこだわり、価格にこだわるなら、リンメル ロンドンよりいい物を買えるブランドはない」というスローガンを掲げ、セルフの化粧品カウンターを導入してアプローチをした。

それが功を奏し、リンメル ロンドンは「低価格で品質のいいコスメブランド」として消費者の心を掴んだ。
日本への上陸は2006年のことだ。当時からグローバル製品に加え、日本向けのオリジナル製品も展開しているという。日本で展開されている製品について、池田さんは次のように話す。
「日本人に合うよう選び抜いた処方・カラーの製品を展開しています。特にアイとリップに関するアイテムは、ブランドのアイコニックな製品として長年愛されています」
日本人の繊細な美意識に応える製品を展開
日本限定で展開されている代表的な製品「リンメル ショコラスウィート アイズ」は、トレンドやユーザーの声を受けて2023年8月に「ワンダー スウィート アイシャドウ」へと生まれ変わった。愛され続けているショコラシリーズの香りを継承しながら、現代のニーズに応える使いやすさと品質を追求している。誰にでも、どんなルックにも似合うブラウン系カラーはそのままに、よりリッチなツヤめきがプラスされた。さらに持続性もアップしており、つけたての発色が長続きするという特長もある。

グローバル製品として展開されているアイシャドウは、原色に近い色味やマットな質感も多いが、日本限定の「ワンダー スウィート アイシャドウ」は、繊細なキラめきと柔らかな色調で、日本人の好みに寄り添った製品となっている。
「5色のカラーを順に重ねるだけで、誰でも簡単に透明感ある立体的な目もとが作れるアイテムになっています。また利便性も考慮し、ケースの裏面に鏡をつけています。もともと別のシリーズのリップの蓋に鏡をつけていたのですが、その反響がよかったので『ワンダー スウィート アイシャドウ』にも取り入れました。
愛され続けているショコラシリーズの香りを大切に表現している製品なので、メイクする時間を、“ほのかなショコラの香りで癒やされる大切な時間”として共有できればと思っています」(宮地さん)
日本向けに開発された製品には、「ワンダー スウィート アイシャドウ」と同時期に発売された「ラスティング フィニッシュ クリーミィモイスト リップスティック」もある。ハチミツ[1]由来成分を配合しており、柔らかなテクスチャーでとろけるような塗り心地が魅力だ。
うるおいのある塗り心地と上品な血色感を演出する処方は、数々の賞を受賞するなど、高い評価を得ている。

それぞれの“自分らしさ”を応援できるように
リンメル ロンドンは、「LIVE YOUR LONDON LOOK」をブランドのキャッチフレーズに掲げ、アクティブで色彩豊かな、ストリート感のあるイメージを大切にしたものづくりを行ってきた。ロンドンという都市が持つエネルギッシュな活力、ファッションや美の多様性を認め合う文化。こうした“LONDON LOOK”を、日本向けには「I DEFINE BEAUTY, I DO. 私が決める、私だけの美しさ。」というメッセージへと昇華させ、製品づくりに力を注ぐ。
最後にブランドの今後について、池田さんと宮地さんに聞いた。
「自分に正直にそれぞれの“好き”と向き合えるよう、今後も『私らしさ』を応援し続けるブランドでありたいと思います。
今回ご紹介した『ワンダー スウィート アイシャドウ』は、初めてグラデーションメイクに挑戦する方でもニュアンス感のあるグラデーションを簡単につくれるので、ぜひお試しください」(池田さん)
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「これからも“LONDON LOOK”のイメージを大切に、自分らしさを応援するコスメブランドとして新製品を展開していきます。 3月には、昨年発売したスティックタイプのアイシャドウ『ワンダー ラスト アイシャドウ スティック』の新色として、トレンドのパステルカラーが2色登場します。
魅惑的なマーメイドピンクと、ポップなライトグリーンで、ファッションや気分に合わせて春らしい垢ぬけメイクが完成するアイテムです。こちらも、ぜひお手に取っていただけるとうれしいです」(宮地さん)
画期的なアイディアで人々を魅了し、低価格で高品質の製品を展開するブランドとして地位を築いてきたリンメル ロンドン。新しい視点で市場のニーズに応え続ける姿勢は、創業から190年が経った今も変わることなく受け継がれている。
[1] ローヤルゼリーエキス、ハチミツエキス(ともに保湿成分)
Text by 奥山 りか















