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「GREGORY(グレゴリー)」の人気テキスタイル「WILD FLOWER(ワイルド フラワー)」が復刻──現代に甦る名品たち
1977年、アメリカ・カルフォルニアで誕生した「GREGORY(グレゴリー)」は、「世界でもっとも優れたバックパックを作る」という信念のもと、登山用バックパックを基にした機能性によってアウトドアシーンから高い支持を獲得してきた。1990年代には日本でも大きなブームとなり、その名を広く知られる存在となった。機能とデザインを高次元で両立したバックパックは、現在も定番アイテムとして幅広いシーンで愛され続けている。
そんなGREGORYの歴史の中で数多く生み出されてきた名品の中から、2000年代中頃にリリースされた「WILD FLOWER(ワイルド フラワー)」というテキスタイルが、この春に復刻される。
今回は、GREGORYのブランドディレクターである中島 健次郎さんに、WILD FLOWERのルーツと、それを用いたラインナップについて話を伺った。
「WILD FLOWERは2006年にリリースされた柄で、今年でちょうど20年になります。2006年以降は継続して生産されておらず、しばらくの間、再生産も行われていませんでした。
昨年、せっかくの良いアーカイブであることから、WILD FLOWERの柄を生かしつつカラーを変更し、19年ぶりにパープルカラーがリリースされました。
そして今年、20年という節目のタイミングで、白地ベースのオリジナルカラーをリリースすることになりました」

DAY PACK 31,900円(税込)
柄物が豊富なのも、GREGORYの大きな特徴
WILD FLOWERのモチーフは、女性用の花柄ワンピースから着想を得て、アメリカのデザインチームによって生み出されたものだという。GREGORYのテキスタイルといえば、1990年代に発売された「TAPESTRY(タペストリー)」というモデルがあり、その進化版で2011年にリリースされた「GARDEN TAPESTRY(ガーデン タペストリー)」が広く知られており、高い人気を誇るロングセラーアイテムとして定着している。
ここからは、WILD FLOWERをはじめとする、GREGORYを象徴するテキスタイルについて詳しく話を聞いていこう。
「GARDEN TAPESTRYもそうですが、アウトドアバッグブランドで柄物を数多く展開している例は、あまり多くないと思います。テキスタイルを使ったバッグ自体は他ブランドにもありますが、アウトドアで使用できるヘヴィーデューティーなクオリティをしっかりと備えたうえで、こうしたユニークなテキスタイルを採用している点は、GREGORYの大きな特徴の一つだと思います」
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DAY PACK 31,900円(税込)
「今回のWILD FLOWERシリーズは日本限定発売ですが、近年テキスタイルアイテムの人気が再び高まってきていると感じています。昨年も雪豹柄の『SNOW LEOPARD(スノー レオパード)』や、ミリタリーカモフラージュと豹柄を組み合わせた『MILITARY LEOPARD(ミリタリー レオパード)』など、さまざまな柄物を例年以上にリリースしました。
そして今年も、鮮やかな柄物や過去のアーカイブの中からGREGORYらしさを感じられるものについて意見を出し合った結果、このWILD FLOWERのオリジナルカラーをリリースすることになりました。
昨年、WILD FLOWERのパープルをリリースした際には、バイヤーの方々から『オリジナルカラーはやらないの』という声を多くいただきました。
日本では、過去のものを大切にする文化が根付いていることもあり、オリジナルカラーを求める声には大いに共感できます。そうした背景も一つの要因として捉え、WILD FLOWERの20周年という節目のタイミングで、今回オリジナルカラーをリリースすることになりました。
ただし、オリジナルカラーといっても当時のものをそのまま再現するのではなく、花柄のバランスなどをあらためて見直し、ブラッシュアップしています。
GREGORYの無地アイテムにはナイロン素材を使用していますが、今回のWILD FLOWERのようなテキスタイルアイテムでは、柄をのせた際の発色の良さを重視し、ポリエステル素材を採用しています。もちろん、いずれもGREGORYの品質基準に沿った強度とクオリティを備えた生地を使用しています」

GREGORYのアイコン「DAY PACK」に落とし込まれたWILD FLOWER
ここからは、WILD FLOWERを使用したアイテムを紹介していく。「DAY PACKはGREGORYの代名詞ともいえるモデルで、創業時の1977年からラインナップされているアイテムです。その名のとおり、一日のアクティビティの荷物にちょうどいいサイズ感のバックパックになります。
定番モデルではありますが、時代に合わせて何度かアップデートが施され、現代のライフスタイルに合わせて使いやすく進化しています。アクティビティ向けのディテールの中には、現代の街使いでは必要とされない機能もあるため、そうした部分はアップデートの際に見直されています。
たとえばウエストベルトですが、現在は収納できる仕様になっています。街では使用しない方も多く、下げたままだと邪魔になり、取り外して自宅で保管するようなケースもありますが、必要なときに使えないのは不便です。そのため、タックインして収納できる形にし、パーツ自体は残しています。この仕様は2014年から採用されています。
また、もともと山用のバックパックであったため細かなポケットは付いていませんでしたが、現在は街での使いやすさを考慮し、内側に鍵を取り付けられるキーフォブや、メッシュポケットが追加されています。バッグの中身を探す際に、このメッシュポケットが役立ちます。
DAY PACKのデザイン的な特徴の一つとして、斜めに配置されたフロントポケットがありますが、これにも理由があります。斜めにすることで距離が長くなり、ポケットの開口部を広く取ることができるため、荷物の出し入れがしやすくなっています。
さらに、背中から肩にかけてフィットし、荷重を分散するショルダーストラップや、片側がゴム仕様で動きを妨げにくいチェストストラップを採用しています。そのほか、別売りのアタッチメントを装着できるほか、バッグ上部にはトレッキングポール、下部にはロールマットを取り付けられるアタッチメントも備えており、アウトドアバッグとしての機能は現在も継承されています」
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DAY PACK 31,900円(税込)
女性にもおすすめのモデル「EASY PEASY DAY(イージー ピージー デイ)」
WILD FLOWERを使用したアイテムの中から、さらにおすすめのモデルを紹介していく。「『EASY PEASY DAY(イージー ピージー デイ)』は2018年にリリースされたモデルで、歴史としてはまだ浅いアイテムです。DAY PACKが26リットルであるのに対し、EASY PEASY DAYは18リットルと、より軽装に適したサイズ感になっています。
男性が使用してもまったく問題はありませんが、どちらかといえば女性が使いやすいバックパックとしてデザインされたモデルになります。
たとえば女性は洋服のポケットに物を入れないことが多いため、両サイドにサイドポケットを搭載しています。ウォーターボトルを収納できるほか、細かな物を入れられるポケットも備えています。さらに、荷物を下ろした際に床にバッグを置かなくてもいいよう、持ちやすいハンドルが付いています。
ショルダーストラップの長さも、従来のバックパックよりやや短めに設定されています。バッグ自体がコンパクトなため、ショルダーハーネスも過度にボリュームを持たせず、シンプルな仕様にしています」
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EASY PEASY DAY 13,200円(税込)
アウトドアバッグブランドとして欠かせない「QUICK POCKET(クイック ポケット)」
さらにもう一つ、「QUICK POCKET(クイック ポケット)」というアイテムも紹介していく。このモデルは、アウトドアバッグブランドとしてのGREGORYを語るうえで、欠かすことのできない存在だという。「1990年代にリリースされて以来、ロングセラーアイテムとして展開されている『QUICK POCKET』は、ショルダーポーチとして使うことができ、愛用している方も多いモデルです。
ベルトは取り外しが可能なため、バッグインポーチのように使うこともできます。また、背面にはアタッチメントが付いており、バックパックのショルダーハーネスに装着して使用することもできます。
このアイテムはアウトドアシーンにおいて非常に重要な存在です。登山などで使用する大型のバックパックは、荷物の上げ下ろしに手間がかかります。
大きな荷物を何度も下ろしたり背負い直したりすると、時間のロスになるだけでなく、ストレスや体力の消耗にもつながるため、できるだけ背中から荷物を下ろさずに中の物を出し入れすることが重要です。
そのため、細かい物や頻繁に出し入れするアイテムは、ショルダーハーネスにこの『QUICK POCKET』を取り付けて使うのが、アウトドアにおける装備の一つとして定着しています」
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QUICK POCKET 6,600円(税込)
数あるGREGORYのアイテムの中から、今回はWILD FLOWERに着目して話を聞いてきた。GREGORYが誇る高いクオリティに、20年の歴史を持つ特別なテキスタイルを掛け合わせた今回のラインナップは、ブランドの奥行きと遊び心をあらためて感じさせてくれる。
この春夏はそんなWILD FLOWERシリーズと共に、アクティブに過ごしてみてはいかがだろうか。
PROFILE

中島 健次郎(なかじま けんじろう)
GREGORY・ブランドディレクター。
GREGORYが大好きでGREGORYに関わって17年目。昨年数年ぶりに富士登山をし、毎年の恒例にしたいとのこと。





















