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80年以上愛され続ける名品! JEモーガンのサーマルが選ばれる理由
1945年にアメリカ・ペンシルバニア州で設立されたJEモーガン。耐久性と快適性を両立したサーマルウエアは評判を呼び、スポーツチームや米軍のアンダーウエアを手掛けてきた実績をもつ。そのJEモーガンを象徴するのが、ワッフル編みだ。さまざまな機能性素材が開発されている現代にあっても、長く愛され続けるサーマル素材の魅力を探る。
「1980年代のアメカジ人気により、日本でもサーマルといえばJEモーガンと言われてきました」
その後、本国アメリカでの生産は終了したが、その機能性の高さや根強い人気から、サーマルパックTを復刻させるべく、デッドストックや古着を研究した。素材、形、縫製、パッケージなどを可能な限り再現し、復刻させたのが現在のJEモーガンだ。
通気性と保温性を兼ね備えるワッフル構造
ブランドを代表するワッフル構造の生地は、一見すると極めてローテクな素材に見える。だが、そこには古くから培われてきた合理性が潜んでいる。
ワッフル編みの最大の特徴は、生地そのものが空気層を内包する構造体になっていることだ。凹凸のある編み地は、着用時に肌との接地面が限定される。これにより、体との間に微細な空間が生まれ、パッシブな断熱層として機能する。
「編み地自体に立体感があるため、一枚で空気の層を作り出すことが可能です。また体に優しくフィットするサイズを着用することで、体温で温められた空気の層が保温性を高めてくれるのです」
近年、トレンドとなっている吸湿・発熱などの高機能素材とは違い、JEモーガンのサーマルウエアは、編み地と着用者自身の体温により保温性を担保している。
「さらに糸と糸の間に微細な空間を作ることで、通気性がよく、オーバーヒート状態になりにくいのが特徴です」
寒いときは空気層が熱を保持し、暑くなれば余分な熱が抜けていくという相反する機能が同時に叶うのは、寒暖差が激しい季節や、体温調節が難しい現代の都市生活にフィットすると言えるだろう。
ブランドの歴史は守りつつ、より現代的に進化するJEモーガン
また生地の凹凸は伸縮性がよく、体にやわらかくフィットし、肌あたりが優しいという利点もある。「歴史あるアメリカンベーシックの王道アイテムとして、改めて手に取ってくださる根強いファンの方以外に、新たにJEモーガンを知って、軽くて暖かくて気持ちのよいワッフル素材の肌触りを好み、愛用してくださる方も増えています」
JEモーガンといえば、「パックT」と呼ばれるパッキングされたTシャツがお馴染みだが、最近では素材のよさを生かしつつ、色やデザインのバリエーションを広く展開している。

「これまで弊社のサーマルウエアは肌着のイメージが強かったのですが、最近ではスウェットのように気軽に着られ、ニットのように上品な着こなしもできる厚手のウエアも好評です。
またワッフル編みは素材自体に存在感があるので、インナーとして着用し、ちらりと裾から覗かせるのもおすすめです」
定番のパックTにおいても、現代に合わせてアップデートが施されている。
「ブランドの理念である、保温性のあるインナーウエアのスタイルを守り、長めの着丈は以前のままです。一方で、シルエットはインナーとして最適なサイズを再度検証を重ね、インポート当時のものから各部位のサイズを数回にわたって見直しています。
また厚手のものは綿80%、ポリエステル20%にすることでワッフル特有の型崩れを抑え、メインアイテムである『ビッグワッフル クルーネック』は、すっきりと見えるよう一般的なサイズ感よりも細めのシルエットにしています」

長く愛されてきたサーマルウエアの存在は守りつつも、カジュアルウエアや雑貨など、トータルブランドとして進化を続けているのがJEモーガンだ。
「今でも『アメリカ製は作っていませんか?』という声をいただいています。以前とまったく同じ生地を手配することは難しくなっていますが、特殊な加工や紡績技術を必要とせずとも、保温性を発揮できるワッフル素材は、天竺Tシャツや裏毛スウェットと同様、これから先もずっと残り続ける素材だと考えています」
80年以上にわたり愛されてきたJEモーガンのサーマルウエアは、寒暖差が大きくなるこれからの季節に欠かせないアイテムとなるはずだ。時代を超えて愛され続けてきた素材の実力をぜひその肌で感じてほしい。
Text by Junko Hayashida














