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メレル「PROMORPH(プロモーフ)」が 切り拓く、アウトドアの新ジャンル
1981年にアメリカで誕生したアウトドアブランド、MERRELL(メレル)。ハイキングやトレイルランニングからタウンユースまで、幅広いシーンで人気を獲得している同ブランドから、“ROAD to TRAIL”をコンセプトとして、街から山まで、さまざまなフィールドに対応する高機能マルチアウトドアランニングシューズ「PROMORPH(プロモーフ)」がリリースされた。そこにはどんな意図があり、どのようなテクノロジーが採用されているのだろうか。
走ることの再定義を促すモデル!?
メレルは創業以来、常に新しさを追求。世界中のバックパッカーから支持され累計2,800万人以上のアウトドアファンの足元を支えている「MOAB(モアブ)」シリーズ、1998年にアウタースポーツシューズの先駆けとして登場して以来累計1,700万足以上を販売している「JUNGLE MOC(ジャングルモック)」、アウトドアシーンだけでなくタウンユースでも人気の「CHAMELEON(カメレオン)」シリーズは、ブランドのアイコン的存在といえる。そんなメレルからの新提案となるのが、マルチアウトドアランニングシューズ「プロモーフ」だ。

「日本に比べ広大な国土に大自然が広がっているアメリカを例に挙げると、キャンプを始め多種多様なアウトドアアクティビティが盛んであり、自然環境の身近さからアウトドア文化が根強く定着しています。それに伴いアウトドアギアも日常生活の一部であり、住居のある市街地と自然環境での活動が密接で、常にそこに対して横断的にニーズと需要が生まれています。
そんな背景を基に、プロモーフは、“Road to Trail”を開発コンセプトとして、街から山までさまざまなフィールドで万能に対応する高機能マルチアウトドアランニングシューズとして誕生しました。
オールインワンで活躍するシューズはまさに“アメリカらしい”商品でもあり、走る=ロード(舗装路)と決めつけるのではなく、走る=トレイル(不整地・自然環境)も含め、あらゆる場所おいて走ることは楽しいことなのだと、走ることの再定義を促すモデルと考えています。
ロードで気軽に走るもよし、その足で少し自然公園の不整地や山に足を延ばしてみるもよしの、“オールラウンドな活動をしたい層”に特に需要があると考えています」と、丸紅コンシューマーブランズ株式会社 メレル フィールドマーケティング担当の丹下雄介さん。

マルチなフィールドに対応する機能を搭載
不整地をロード用ランニングシューズで走ると、サポート力やグリップ力に不安が残る。一方、舗装路をトレイルランニングシューズで走ると、アウトソールのラグの硬さや突き上げ感が気になるもの。「プロモーフ」は、ロードもトレイルも快適に走れるようバランスよく設計されている。ミッドソールには、トレイルランニングシューズのフラッグシップモデルにも使われているFLOATPRO+(フロートプロプラス)が採用された。 「フロートプロプラスは、相反する軽量性と耐久性(機能持続性)を両立させた既存のサステナブルEVAフォーム、フロートプロをベースに、さらに窒素を注入し、高温・高圧力を加え超臨界発泡をさせたフォームとなります。軽量性、耐久性、推進性、クッション性がさらにアップデートし、軽快な地面離れの良さと安定性に期待ができます」
アウトソールには、Vibram(ヴィブラム)社の高性能・新スタンダードグリップ、Vibram XS TREK EVO(ヴィブラム エックスエス トレック エボ)を採用した。
「従来のスタンダードグリップに比べ、グリップ力、耐久性が向上し、より多様なアウトドアフィールドで優れたグリップ力を発揮します。アウトソールパターンには、ロードランニングを基本に想定したカスタムラグパターンが採用され、併せてトレイルシーンでのグリップ性を確保するため、2.5mm深のラグをアウトソール全体に配置しました。
メレルの主要トレイルランニングシューズには、ぬれた路面やラギッドな岩稜帯で優れたグリップ性を発揮するVibram MEGAGRIP(ヴィブラム メガグリップ)を採用していますが、グリップ性が高い分、耐久性を落としたコンパウンドになっています。それを摩擦の大きい舗装路で使用すると削れが早いため、プロモーフについては、耐久性とグリップ性のバランスをとったヴィブラム エックスエス トレック エボを採用しました」
また、アッパーには通気性の高いシンセティック・マルチレイヤードメッシュを採用。中足部を安定させるために、アッパーのフィットパネルを追加し、多層構造にしている。


ランナーが旅行に持っていくのに適した一足
日本には、アメリカほどはロードもトレイルも走れるオールインワンシューズのニーズがなさそうではあるが、どのようなシーンでの活用がおすすめなのだろうか。 「日本においては、ブームはあるものの、アメリカのような日常生活と密接に繋がるアウトドア文化はまだ定着しておらず、プロモーフのようなコンセプトのシューズを展開していくことは実際のところ、ハードルは高いと考えています。
しかし、日本国内におけるユーザーを考察してみると、たとえばロードランナーであれば、自然公園などの不整地を走るクロカントレーニングにおすすめです。トレイルランナーであれば、峠走などロードの坂道トレーニングをこなした上で、そのまま山の中に入る際におすすめの一足になります。
また旅行や出張の荷物の中にプロモーフを忍ばせておくことで、ロードでもトレイルでも旅先で走る範囲を狭めずに、たった一足で対応できる優れモノとして推奨していきたいと考えています」

走る範囲やシーンを限定せず、いつでもどこでも気軽に走ることを楽しみたい。プロモーフは、そんなランナーにぴったりな一足といえるかもしれない。
PROFILE

丹下 雄介(たんげ ゆうすけ)
丸紅コンシューマーブランズ株式会社
メレル フィールドマーケティング担当
スポーツ・アウトドア業界に20年従事し、同社には2019年に入社。トレイルランニングを中心としたメレルのパフォーマンスアウトドアカテゴリー全般のマーケティングを担当。自身も海外の100mileレースなどに出場するトレイルランナーであり、自然やアウトドアアクティビティは“人の心を豊かにする”と信じてやまず、より多くの人にその素晴らしさを伝えていくため現場重視型で動き続けている。
Text by Fumihito Kouzu


















