JA/EN

AI検索

関連ハッシュタグ

Articles

5つの機能で夏の悩みを一挙解決! 「ミズノ」の快適なウエア「アンチスウェット」

2025.07.15
大汗をかく季節はとくに機能素材のウエアが手放せない。いろいろな製品を試してみるが、中でも「ミズノ(Mizuno)」の「アンチスウェット(ANTI SWEAT)」は「吸汗速乾」のみならず「汗ジミ抑制」「UVカット」「遮熱」「透け抑制」の5つの機能を兼ね備えた画期的なウエアだ。新たな機能素材として注目なだけでなく、日々の猛暑・酷暑を乗り切る上でも強い味方になってくれる。
そこでミズノ株式会社を訪ね、グローバルアパレルプロダクト本部グローバル企画・デザイン室の山本晋司さんに「アンチスウェット」が持つ5つの優れた機能と、それらを実現するテクノロジーについて話を聞いた。

「汗ジミ抑制」素材の追求が「UVカット」「遮熱」「透け抑制」「吸汗速乾」につながった!

アンチスウェット ポロシャツ 8,250円(税込) カラーは写真のカーキの他、マシュマロホワイト、グレー、アッシュブラック、ティールブルーの全5種類 サイズはM、L、XLの3種類 他にTシャツ、モックネックTシャツ、カーディガンなどもあり
夏場に「吸汗速乾」の機能を持ったウエアを着るのは、もはや常識といえるだろう。やはり綿のウエアを着るより、びっしょり汗をかいても速く乾くので快適だし、エアコンなどによる汗冷え対策も兼ねて健康面でのメリットも大きい。
「従来、機能素材にも天然素材にも着用時の汗ジミという問題があり、それを抑制できる製品を作れないか模索したのが『アンチスウェット』誕生のきっかけです。脇の下の汗ジミを気にされる方は多いですし、バックパックのショルダーハーネスの形に汗ジミができたり、大汗をかくと胸元に横一文字の汗ジミができたりしますよね。
ネットで検索すると汗ジミ対策の製品がいろいろ出てきますが、それらは生地に撥水加工をすることで汗ジミが出にくいようにした製品がほとんどです。せっかく吸汗速乾の生地を使っても、撥水加工すると汗をあまり吸わなくなるので、着ていて不快に感じてしまう。スポーツメーカーとしては、吸汗速乾性をしっかり保ちながら汗ジミを抑制できるウエアを作りたいと考えました」
アンチスウェットの内側(肌に触れる面)に水をたらすと、速やかに吸収し、拡散するのが見ていてわかる
アンチスウェットの内側で吸収・拡散した水分は、めくった外側(表側)で視認しにくい。つまり汗ジミ抑制の効果がある
撥水加工とは異なるテクノロジーで、吸汗速乾素材のウエアに汗ジミ抑制の機能を持たせるにはどうすればよいか。ウエアの内側で吸汗した後、速やかに拡散させれば、速乾に至るプロセスが生地の外側(表側)から見えにくくなる。そんな効果が得られる糸と編地の組み合わせを検討した。
「1枚の生地の表糸と裏糸に性質の違う糸を用いたものが、『アンチスウェット』の編地になっています。生地としては1枚なのですが、表糸には伸縮性のあるPTTという複合繊維を用い、裏糸には透明度の低いフルダルという糸の中でもとくに透明度の低いスーパーフルダルを用いています。どちらも大きな括りではポリエステルですが、性質が異なります。
汗ジミ対策については、主に裏糸のスーパーフルダルで速やかな吸収・拡散を図りながら、スーパーフルダル自体の透明度の低さで表から見えにくい効果を得ています。このスーパーフルダルの糸の芯には高濃度セラミックの粒子が練り込んでありまして、芯のセラミックが多すぎると糸が弱くなるのですが、限界までセラミックの濃度を上げたものを用いて効果を高めています」

裏糸に練り込んだ高濃度セラミック粒子で、「UVカット」「遮熱」「透け抑制」効果も

UVカットにはユニセックスのアンチスウェット カーディガン 9,900円(税込)もおすすめ。他の4つの機能も、もちろん得られる
開発当初、「汗ジミ抑制」に適した素材を追求した結果、性質の異なるポリエステルの糸を組み合わせた編地として「アンチスウェット」が誕生した。その編地を構成する要素のうち、裏糸の芯に練り込まれた高濃度セラミック粒子の働きが「UVカット」「遮熱」「透け抑制」の効果を、さらにもたらした。
「もともと汗ジミを目立たなくする目的で素材を検討していたのですが、同時に高いUVカット性、さらに遮熱の効果まで得られる素材として裏糸にスーパーフルダル糸を採用しました。スーパーフルダル糸の芯に含まれる高濃度セラミック粒子が太陽光を遮断する働きを持ち、UVカット、遮熱、透け抑制の効果が得られす。いずれも製品テストで一定の基準を満たし、弊社の製品で機能として表示できるレベルです」
UVカットに関しては、よく知られるUPF(衣服などの紫外線保護指数)が最高レベルの50+を満たしている。その他はミズノの自社基準で、製品の機能として謳えるレベルにあるということだが、スポーツメーカーであるミズノの自社基準は厳しい。
「基準値自体の公表はできませんが、基本的に相当のレベルに達していないと製品の機能として表示しない社風があるといえます。たとえば表糸に採用しているポリエステルの複合繊維PTTは、ポリウレタンを用いるよりも軽量で伸縮性が得られるため、着用すると快適に感じられると思いますが、その伸縮性の度合いが社内基準の『ストレッチ性』表示のレベルには達していないので、機能として『ストレッチ性』を掲げていません」
6つ目の機能として「ストレッチ性」を掲げているわけではないが、着ると確かに伸縮性があり、軽量で心地いい。これも隠れたメリット、数値ではなく感じ取れる「アンチスウェット」のメリットだ。

1枚で着られる機能素材「アンチスウェット」は、重ね着しても快適なのがうれしい

吸汗速乾の機能素材の中には、メッシュで効果を高めた製品もあり、その価値が認められている。しかしメッシュのウエアを1枚で着ることは難しく、アンダーウエア、ベースレイヤーとして下着にすることになる。
「『アンチスウェット』には『透け抑制』の機能もあるため、1枚で着ることができます。さりげなく1枚で着て『吸汗速乾』『汗ジミ抑制』『UVカット』『遮熱』『透け抑制』の機能が得られるのは、大きな特長といえます。重ねて着ても快適で日常生活にも役立ちますし、広くアウトドアでの着用もメーカーとしておすすめできます」
猛暑・酷暑がどんなレベルになるか予断を許さないが、自己防衛も含めて「アンチスウェット」の活用を検討してはいかがだろう。

PROFILE

山本晋司(やまもとしんじ)

ミズノ株式会社グローバルアパレルプロダクト本部グローバル企画・デザイン室

趣味のゴルフに個人的に「アンチスウェット」を活用して、とても重宝している。スポーツ全般に活用できる機能を備えた「アンチスウェット」は、夏の登山などにもおすすめしたいとのこと。

Text by Naoki Sakata

Tags

この記事はいかがでしたか?

シェアリンクをコピーしました

Related Articles

Related Database