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透明レンズで紫外線カット率100%を実現!Zoff「クリアサングラス」の驚きの仕組み
年間を通して、紫外線対策は欠かせない。日焼け止めや日傘を愛用している人は多いが、目の保護についてはどうだろうか。
近年、紫外線が白内障のリスクを高めることが明らかになっている。とはいえ、サングラスを掛けたいものの、ビジネスシーンや屋内では使いづらいと感じている人も少なくないはずだ。
クリアレンズでどのように紫外線はカットできるのか。その仕組みを探るため、同社レンズ・サングラス・パッケージ事業部の田中圭さんにお話を伺った。
PROFILE

田中 圭(たなか けい)
株式会社インターメスティック
レンズ・サングラス・パッケージ事業部
紫外線対策の重要性

近年、美容意識の高まりから、紫外線対策グッズは夏の定番となっている。
日焼け止めをはじめ、日傘や帽子、UVカットの衣類など、毎年のように新機能を搭載した商品が登場している。この流れの中で、サングラスも重要なアイテムのひとつになってきている。
「肌に紫外線が当たると、シミやそばかすができるのは広く知られていますが、実は目にも影響があります。角膜の炎症や充血、さらには白内障を引き起こす可能性もあるのです」
紫外線には、複数の波長がある。
眼鏡レンズにおける紫外線領域はJIS規格で380nmまでとされているが、Zoffのクリアサングラスは400nmまでの波長を100%カットできる仕様となっている。
透明なレンズに紫外線カット機能を持たせる
Zoffの「クリアサングラス」が発売されたのは2016年。当時は「目のUVケア」という考えがまだ一般的ではなかった。「最初は、透明なレンズでも紫外線ケアができることを伝えるために開発がスタートしました。特に20代や30代の方の、日常的に紫外線対策をしたいけどサングラスには抵抗がある、という声に応えたいと思っていました」
当時、販売員として店頭に立っていた田中さんも、「クリアサングラス」が出た衝撃は今でも鮮明に覚えているという。多くのお客様からも「待ち望んでいた」「珍しい」といった驚きの声が寄せられた。

透明なレンズで紫外線をカットできる秘密は、レンズの製造過程にある。
「レンズを作る過程で紫外線吸収剤を混ぜ込んでいます。そのままだとレンズが少し黄ばむのですが、それを打ち消すために青色の原料を加え、より透明に近づけています」
通常のサングラスは、この工程の後にレンズを着色する。色が付くことで、外に出たときの眩しさを軽減できる仕組みになっている。
徹底的に紫外線をカットするコーティング

取材の中で特に興味深かったのは、一般的なサングラスと「クリアサングラス」の大きな違いは、眼鏡と顔の間から入り込んでくる紫外線を防げるかどうかという点だ。その理由はレンズ裏のコーティングにあるという。
「このクリアサングラスには、通常ならオプションで付けることが多いレンズ裏のUV反射防止コーティングが標準装備されています。これにより、裏側から目に入る紫外線を約95%カットできます」

前面の紫外線カット率は100%、加えてレンズ裏からも約95%カットできるというから、向かうところ敵なしだろう。さらに、超撥水コートも施されており、レンズを傷や汚れ、水分からも守ってくれる。
実際、通常のサングラスと「クリアサングラス」ではどちらが人気なのか聞いてみた。
「まだまだ色付きのサングラスのほうが人気ですが、クリアサングラスの認知度も徐々に高まっています。
クリアサングラスの一番の特徴は、透明なのに紫外線を100%カットできることにあるので、その強みをもっとアピールしていきたいと思います」
商品を販売してから、お客様からは喜びの声が多く届いているという。
「たとえば、『色付きのサングラスを掛けるのは躊躇していたけど、クリアサングラスなら気兼ねなく掛けられる』とか、『普段から伊達眼鏡なので、周りに気づかれずに紫外線対策ができるのはうれしい』といった反応がありました。
とりわけ、小学生などの小さなお子さんですと、紫外線は気になるけれど、色付きのサングラスを掛けさせると周りから何か言われるのではないか、と心配される親御さんも多いですが、『クリアサングラスなら安心して掛けさせられる』と、大変好評です」
時代のニーズに合わせた商品づくり

Zoffの客層は20代から60代までと幅広い。多様なニーズに応えるためには、商品ラインナップが鍵となる。
サングラスひとつ取っても、今回の「クリアサングラス」に加えて、マグネットで着脱できる2WAYグラスや、調光レンズ搭載モデルも展開している。
同業他社とは、どこで差別化を図っているのだろうか。
「弊社は、レンズメーカーからレンズを購入していますが、その中でも、Zoffオリジナルカラーがあります。こちらは9色のカラーレンズに、濃度の異なるバリエーションを持たせ、全28色を展開しています」

これだけの色展開があれば、きっと自分好みの一本が見つかるだろう。この動きも、近年の自分らしさを表現したいという若者の思いを反映させた結果のようだ。
「時代と共にさまざまなニーズが出てくると思います。私たちはそれに応えつつ、新たな需要の創出を目指して商品開発をしていきたいと考えています。
新技術の開発は簡単ではありませんが、たとえばブルーライトカットレンズや調光レンズは、何年も前からあったものが再び注目されたという経緯があります。新しいものを追うだけでなく、既存の技術にも改めて光を当てていきます」
サングラスは色が付いたものという常識を見事に覆した「クリアサングラス」を、この夏の相棒にしてはどうだろうか。






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