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河野玄斗がプロデュース! 計算し尽くされた勉強メガネ「Zoff|RIRONE」の設計
受験勉強に取り組む中高生の中には、タレントでYouTuber、さらには実業家の顔を持つ河野玄斗に憧れを抱いている人も多いだろう。テレビ番組『頭脳王』で圧倒的な知識を披露してきた姿や、自身のYouTubeチャンネルでの勉強のコツや長時間の「ぶっ通し勉強配信」を見て、ファンになった人もいるはずだ。
目で処理する情報量を減らすことで集中しやすい環境を作るというだけあって、一般的に売られている眼鏡とは少し勝手が違うようだ。
今回、Zoffを運営する株式会社インターメスティックで、RIRONEとのコラボレーションに携わった高久唯一さんに商品の狙いを伺った。
PROFILE

高久 唯一(たかく ゆいち)
株式会社 インターメスティック
Men‘s事業部 MDグループ
河野玄斗からの提案でリニューアル
Zoffから河野玄斗がプロデュースした眼鏡が登場したとなれば、受験生や資格勉強をしている人たちにとっては気になって勉強どころではないだろう。誰しもが、一般的に売られている眼鏡とは一線を画すのではと思ったはずだ。そもそもコラボレーションの始まりは、どんなところにあったのだろうか。
「過去に『集中できる環境を作るメガネ(Zoff+集中)』という商品がありました。こちらの商品に河野さんが興味を持ってくださり、今回リニューアルして販売したいという強い要望がありました」
RIRONEのコンセプトは「学び続ける全ての人の理論的最適解を追求する」。ここにZoffの商品がマッチしたというわけだ。
しかし、すでに原型となる商品が販売されていたとは驚きだ。当時はコロナ禍ということもあり、在宅ワークも増えた時期だったため、周りの環境に目移りせず、目の前の作業に集中できる環境の需要が高まった。
そこで競走馬が前方に集中するために装着する「ブリンカー」から着想を得て、開発が進められたという。

ミリ単位での調整、快適さを追求
商品開発は基本的に河野さんからイメージ出しがあり、それをZoff側で形にしていくという流れが取られた。その際、ターゲットやデザイン案は明確にあったようだ。「河野さんのファン層である受験生をターゲットにした、手に取りやすいデザインで、軽くて勉強に集中できる環境づくりだけでなく、普通の眼鏡としても使える機能性を意識した」と高久さんは振り返る。
とはいえ、思うように開発が進まなかった点もあったようだ。
「一度、試作品ができた段階で河野さんと打ち合わせをしました。その際、先方としてはフレームが太いものや、視野がより狭くなるようなフードの大きさを要望されていました。
もちろん、そういった要望を全て叶えることはできるのですが、眼鏡の特徴として大きくなればなるほど重くなってしまい、むしろ勉強の最中に重さに意識がいってしまったり、ずり落ちてしまったりして、商品としてはむしろ使いづらさが出てきてしまいます。
ですので、デザインについてはミリ単位で先方と調整しながら、最終形に持っていったというところです」

受験生のような若い層が選ぶ眼鏡はトレンドを追いかける傾向があり、自分の持っている洋服に合わせたときにどう見えるか、また周りの友人からどう見られるかを意識しているというZoffの調査結果があった。
それに加え、フードを付けるためには適切なフレームの厚さや幅が必要となってくるため、既存の眼鏡にフードだけ装着することもできなかった。そのようないくつもの壁があったため、既存のモデルを流用することなく一から設計したオリジナルのデザインとなっている。
こうしたデザインのやり取りや試作品の共有、モニター試験の実施など、計8ヶ月を要して、完成となった。

より集中力が持続する眼鏡
ここまでの話を伺っていると、魅力ある眼鏡だと思う一方で、本当に集中力がアップするのだろうかという疑問が頭をよぎってしまう。確かに、周りの視界をシャットダウンすると目の前の物事に集中できるというのは、なんとなく想像がつくだろう。そこでZoffはその裏付けを得るために、大学の研究室にまで足を運んでいた。
「『Zoff+集中』を開発した際、公立諏訪東京理科大学の篠原菊紀教授に商品を見てもらいました。すると、確かに周りの情報を削ぎ落とす効果は期待できると評価をいただきました。
そこでゼミ生の皆様の協力を得て、人間の目線がどのように動くのか実験をしてもらいました。
どうやら人間は、目の前に集中しているときでも、視線があちらこちらに移動し、周りの環境を把握しようとするらしいのです。ところが『Zoff+集中』を掛けると、視点の移動距離が短くなることが判明しました。
この視線の動きをコントロールしているのが『前頭眼野』という脳の部位です。
『Zoff+集中』を掛けて視界を狭め、この部位の活動を適度に抑えることで、より多くのエネルギーを集中力に向けることができ、結果として集中できる環境を作ることにつながることが確認できました」
集中できる環境というのは個人差が大きいが、今回の「Zoff|RIRONE」を学習塾の生徒に体験してもらった結果、体感ベースではあるが一定の効果を感じられたという。
もちろん、開発に際して、社内のスタッフにも掛け心地や使用感のレビューを依頼。眼鏡にフードを装着する際の『カチッ』という音が仕事モードのスイッチになるという声や、フリーアドレスの職場でも周囲が気にならず集中できるといった評価が多く寄せられたようだ。

こうした過程を経て、中高生の受験生だけでなく、資格勉強をする大人や周りが気になる社会人にも有効な商品であることが浮かび上がったようだ。高久さんは、映画鑑賞や推しのライブ鑑賞といった娯楽シーンでの活用にも期待を寄せている。
「Zoff|RIRONE」に込めた思い
集中力の助けとなりそうだとわかった「Zoff|RIRONE」、実際の購買層は当初設定したターゲットには着実に届いているようで、購入者は10代の男性、30代男性、そして20代男性と続くようだ。また、河野さんのファン層は男性が多いらしく、そのため眼鏡のデザインも男性向けになっている。興味深いのは社会人である30代の男性層の多さだろう。高久さんの予想では、こうした尖った商品は大人のほうが面白がって購入するからとのこと。この客層には使い道を柔軟に探る力があり、SNSを通じて、これにも使える、あれにも使えると、いろいろな案をどんどん提案していってほしいという。
これまでさまざまな企業とコラボレーションをしてきたZoffだが、今回の「Zoff|RIRONE」に対してはどのような思いを寄せているのだろうか。
「デザインと機能性へのこだわりは、河野さんだけでなく、私たちZoffのチームの思いも込められています。勉強や仕事に励む方々の成功を願い、夢の実現をサポートしたいという思いを形にした製品です。
ぜひ多くの方々に手に取っていただき、それぞれの目標達成への一助となれれば幸いです」
誰しもが、一度は勉強に集中して過ごす時期がある。その理由は人それぞれだが、夢に向かって進む思いは変わらない。その夢の実現に寄り添ってくれる相棒として、「Zoff|RIRONE」はあり続けるだろう。
だが、コラボレーション商品ゆえ、数量には限りがある。気になっている人は早めに店頭に足を運んでほしい。







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