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1万円以下で買える本格シェル:モンベル史上最軽量「ウルトラライトシェルパーカ」の驚異の機能性
「軽さ」は登山用のウエアやギアが持つ、もっとも重要な機能のひとつだ。
軽ければ軽いほど、ベースウェイト(登山開始時の、消耗品を除いたバックパックの総重量)を下げることができるし、体の負担も軽減できる。ゆえにプロの登山家は、1gでも軽いウエアやギアを探す。
こと重くなりがちなシェルに関しては、さまざまなブランドが試行錯誤し、軽量性を追求してきた。
そんななかでも、2020年にデビューした「mont-bell(モンベル)」の「ウルトラライトシェルパーカ」は群を抜く。
平均重量はわずか約136g。他のものにたとえるなら、単一乾電池程度。一般的な大きさのバナナより軽い。それでいてストレッチがきいていて動きやすく、吸水速乾性など機能性もばっちりだ。極めつきに、9,900円(税込)という価格も実現している。
PR担当の宝迫さんとともに、“ブランド史上最軽量ソフトシェル”の秘密を探ろう。
PROFILE
宝迫 哲史(ほうさこ てつし)
株式会社モンベル広報部
店舗スタッフを務めたあと、広報部に異動。好きなアクティビティは登山とクライミング。休日は岩場でクライミングを楽しんでいる。
ベースは現在廃盤の軽量シェル
「ウルトラライトシェルパーカ」はどのように誕生したのだろう?「このパーカのベースとなったのは、2016年に発売し、現在は廃盤になっているウルトラライトシェルジャケットです。
モンベルのソフトシェルカテゴリーに、ライトシェルという定番シリーズがあります。このシリーズでは、防風性のあるナイロン素材にメッシュの裏地をつけることで、保温性や蒸れにくさをプラスしたシェルをラインナップしています」

ウルトラライトシェルジャケットは、そんなライトシェルシリーズの長所を踏襲しながら、さらなる軽量性を追求したモデルだった。

「ウルトラライトシェルジャケットも人気モデルでしたが、お客様やスタッフから、フードを追加してほしい、という声が多くありました。そこでフードをつけたモデルを作ることになり、素材もよりしなやかなウルトラライトシェルパーカを開発しました」
軽さの秘密は、極細糸で織られたリップストップナイロンにあり

重さはわずか136g。卓越した軽量性の秘密はその素材にある。
「表地にはバリスティック エアライト ナイロン・リップストップという素材を使用しています。12デニールという極細のナイロン糸を先端技術で高密度に織った素材は、軽量性に加え、コンパクト性、丈夫さを兼ねそなえています」
機能面も優秀で、裏地のメッシュが蒸れを外部に逃がすことで、ウエア内をドライに保ってくれる。また、撥水加工を施しているため、小雨程度なら水も弾くという。

袖を通してみると、軽いだけでなく、体の動かしやすさにも驚かされる。
「背中と袖部分にストレッチ性を持たせています。生地本来の斜め方向に高いストレッチ性を持つ特性を活かして、繊維をあえて斜め(バイアス状)に配置しているんです」

裏地の肌触りも心地いい。
「裏地は吸水速乾性のあるポリエステルメッシュを採用しました。汗をすばやく吸収し、肌離れもよく、サラサラとした肌触りが持続します。運動量が多いときに、熱気をスムーズに逃がすために、脇下には大型のベンチレーションも設けました」
フードにも“山仕様”の機能を搭載

そして、最大の特徴であるフードも作り込まれている。
「ドローコードで顔の周囲と奥行きを、後部の面ファスナーで高さを調節できます。こうすることで顔まわりのフィット感が高まり、風の強い日でもバタつきにくくなるんです。また、荒天時でも視界を確保できるよう、芯入りのツバをつけました」
フロントジップを上まで閉めた際、あごにジップが当たらない仕様も着心地のよさに配慮している。

モンベルのソフトシェルの中で唯一のポケッタブル仕様となっているのも特徴だ。小さく折り畳んで左胸のポケットに収められるため、収納用のバッグがなくなる心配もない。
このシェルのウィークポイントを挙げれば、ポケットが左胸の1ヶ所に絞られていることだろう。素材の軽さを最大限に生かすための工夫の一つだ。
「汚れが気になったら、衣類用の中性洗剤を使って、洗濯機で洗うことができます。薄手の素材のため、洗濯時はネットに入れることをおすすめします」
アウトドアシーンだけでなく、街着やスポーツウエアとしても
夏は高山での防寒アウターとして、冬は中間着として使うといったふうに、季節を問わず幅広く使うことができる。タウンユースでもシャツ感覚で羽織れるので、暖かい季節のアウターとしても重宝するだろう。
「登山やトレイルランニング、クライミングなど幅広いアウトドアアクティビティに使えますが、ランニングに使う方も多いです。
軽くて動きやすく、汗をかいても蒸れにくい。暑くなったら、脱いでコンパクトに収納することも可能です」
価格は9,900円(税込)で、コストパフォーマンスへのこだわりもモンベルならでは。他の製品と同様に、企画開発や生産、流通まで全工程を自社で行うことで、プライスを抑えているという。

「他にもクラッグ パーカ・ジャケットやクロスランナー ジャケットなど、ソフトシェルでは9シリーズを展開していますが、このモデルが最軽量です。
Light&Fast(軽量と迅速)は、モンベルのすべての商品に共通する開発コンセプトです。これはできるかぎり軽量、コンパクトにすることで、迅速かつ安全な行動へつなげることを目指すもの。
軽量性が重要な機能であることを考えれば、ウルトラライトと名づけられたこのソフトシェルは、今後も進化を続けていく義務があると考えます。
引き続きお客様の声に耳を傾け、素材開発やフィールドテストを行うことで、さらなる軽量化を追求していきます」
「ウルトラライトシェルパーカ」は、モンベルのLight&Fastへのあくなき挑戦を象徴するプロダクトなのだ。
Text by Ryota Osujo




















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