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完全遮光日傘の専門メーカー「サンバリア100」の技術を結集した帽子に注目! 耐風性も備えた「ウィンドハット」の実力とは
“完全遮光”の製品を展開する株式会社サンバリア100。完全遮光とは、紫外線・赤外線・可視光線など、地上に届くすべての光を100%カットする機能のことだ。同社は完全遮光アイテムの先駆者として、日傘や帽子、アウターなど、さまざまな製品作りに力を注いできた。機能性・デザイン性に優れた数々の製品に、美意識の高い著名人も信頼を寄せる。
今回は、完全遮光と耐風性を備えた「ウィンドハット」に注目。開発の背景や製品へのこだわり、搭載されている技術を、同社の辻本さんに伺った。
なぜ紫外線・赤外線・可視光線をカットする必要があるのか?
サンバリア100のウィンドハットは、つばが風にあおられにくく、取り外しのできるハットストラップが付いた完全遮光の帽子だ。2023年4月に発売されて以来、同社の帽子の中で一番の人気を誇っている。ウィンドハットには、サンバリア100が誇る“完全遮光”の機能がもちろん備わっている。紫外線・赤外線・可視光線すべてを100%カットできている理由は、帽子の内側に貼られた2層の「ポリウレタンフィルムラミネート」があるからだ。辻本さんに紫外線・赤外線・可視光線を100%カットするメリットを尋ねると、次のように答えてくれた。
「紫外線は日焼けやシミ、しわ、皮膚がんなどの原因になり得るものです。赤外線は『熱線』とも言われており、熱中症の原因になります。可視光線はまぶしさを感じる光で、長時間浴びると疲れ目の原因になります。そのため、紫外線・赤外線・可視光線を100%カットすれば、日焼けを阻止しつつ涼しさを感じられ、強い日差しのなかでも目が疲れにくくなります」
完全遮光の帽子は、通気性のない生地の性質上、どうしても蒸れてしまう可能性がある。そこで、可能な限り蒸れを軽減するために、機能を工夫したとのこと。
帽子の表面に約5cmの縦スリットが2ヶ所ある他、裏側はポケット状にメッシュを張り、小さなタオルや保冷材などを入れられるようにしている。メッシュには、吸水性・速乾性に優れた素材「フィールドセンサー®」を採用した。


“風に強い完全遮光帽子”はスタッフの声から生まれた
完全遮光のみならず、同社が「帽子の耐風性」に着目した理由はなんだったのか。ウィンドハットの開発に至った背景を、辻本さんは次のように話す。「ウィンドハットを開発したのは、スタッフの声がきっかけです。私たちは日頃から自社の製品を愛用しており、サンバリア100のユーザーでもあります。そんな一番身近なユーザーから、従来の帽子は『風にあおられてつばが顔に張り付く』『つばがめくれ上がってしまう』など、ストレスを感じるという声が上がりました。それを何とか解消できないかと考え、耐風性のある帽子作りをはじめました」

同社では、風に飛ばされにくい「KAZEバイザー」というサンバイザーを以前から展開していたが、耐風性に着目した帽子の開発ははじめての挑戦だった。ウィンドハットの開発には、5年以上の歳月がかかったという。
KAZEバイザーは、つばと額に当たるベルト部分の隙間から風が抜け、飛ばされにくい構造になっている。当初はその仕組みを帽子にも応用できないかと考えたそうだが、帽子では機能性とデザイン性を両立させるのが困難だったという。
そこで、「風が抜けなくても、つばの形状が保たれるものにすればいいのではないか」と考え、つばに使用する芯に注目した。一般的な帽子のつばには薄い芯が入っているものが多いが、ウィンドハットでは厚みとクッション性を兼ね備えた“ペフ芯”が採用されている。
つばに厚みを持たせたことで、風にあおられても形状を保つことが可能となった。硬すぎず、程よい柔軟性のある芯にしたのは、「機能性を担保するため」だと辻本さんは話す。
「帽子をかぶらないときは、かばんに入れておきたい方も多いと思います。携帯のしやすさは欠かせない機能のひとつでした。また、つばが長すぎると視界を遮ってしまいますし、短すぎると顔に光が当たってしまいます。つばの角度や長さなども追求し、もっともバランスのよい形状を実現させました」

服装を選ばないこだわりのデザイン
数々の機能性を追求しながら、デザイン性も妥協しないのが同社のスタイルだ。「周囲から見て、大げさな紫外線防止用の帽子だと思われない、どんな服装にも合うデザインを重視した」と辻本さんは言う。「紐やスライダーの質、ステッチの入れ方、帽子の深さなど、あらゆる面にこだわりが詰まっています。また、そもそも頭にしっかりフィットしないと風にあおられて帽子が飛んでしまうので、M・Lとサイズ展開をした上で、約7cmと調節幅を広く持たせました」
耐久性を高めるために、帽子の表面にはポリエステルの素材が使われているが、ナチュラルな雰囲気に仕上がっているのが印象的だ。ポリエステルの糸は、そのまま使うとツルッとした表情の生地になりやすいのだが、同社は糸の太さを不均一に撚ってコットンライクな表情にしたそうだ。
温かみを感じる生地にしたことで、カジュアルになりすぎず、上品な服装にも合うデザインになっている。辻本さんは、「アウトドア・日常使い、どちらにもおすすめです」と話す。
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先駆者だからできる強みを生かしたものづくり
サンバリア100のものづくりの強みを辻本さんに尋ねると、次のように答えてくれた。「弊社は完全遮光の製品の先駆者として、長年の実績と培ってきたノウハウがあります。日傘の製造は自社で行っているので、品質を改善したり、オリジナル製品を生み出したりしやすいことが大きな強みです」
自社製品の一番身近な愛用者である同社のスタッフは、製品を使用するなかで気になる点を日々見つけ、改良へとつなげている。一般のユーザーが気付かないようなマイナーチェンジは、どの製品でも常に行っているという。これも自社で日傘を製造しているからこそできることだろう。
ユーザー目線で機能性・デザイン性が追求されているウィンドハット。現在は新色のネイビーを加え、4色展開されている。夏本番を迎える前に、ぜひ手に取ってみてほしい。
PROFILE
辻本 奈未(つじもと なみ)
2012年に株式会社サンバリア100に入社。
Text by 奥山 りか













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