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売り上げが前作の約3倍に! ユニクロの「ファンクショナルバックパック」が“最高傑作”と言える納得の理由
スペックと価格は比例する。バッグに限らない世の常識だが、UNIQLO(ユニクロ)のラインナップには数々の“例外”が存在する。
その最たる一例が、「ファンクショナルバックパック」だ。
アウトドアブランドの本格モデルに劣らない機能性に、ビジネスシーンにも調和するシンプルなデザイン、そして5,000円を切る圧倒的なコストパフォーマンス。
株式会社ユニクロのPRチームとともに、ユニクロのバッグ史上、最高傑作のひとつに数えられる本作の実力を明らかにしよう。
2021年にデビューしたバックパックをデイリーユース仕様に
現行のファンクショナルバックパックは2024年の夏に発売された。「近年、毎日の通勤にアウトドア用のバックパックを使用しているビジネスパーソンが増えています。ただ、スペックやサイズ、そして価格がちょうどいいものがあまりないのが実情です。
通勤にもアウトドアにも使えて、かつコストパフォーマンスにも優れたバックパックを作りたい。そんな思いが開発のきっかけです」
開発のベースとなったのは、2021年に発売された「ファンクショナルバックパック +S」だ。

「スウェーデンのトップアスリートたちと作り上げた『+S』は、機能性やコストパフォーマンスにおいて高い評価をいただいていましたが、一部のお客様から、『デイリーユースするにはサイズが大きい』というお声もいただいていました。そこで改良を重ね、完成させたのが現行モデルです」

+Sのサイズは、縦58×28.5×幅19.5cmで、容量は35リットル。マチもしっかりとられていて、1泊2日程度の旅行や出張にも十分対応できそうだ。ただ、たしかに普段の通勤に使用したり、女性が使ったりするには、若干大きいというのも頷ける。
対する現行モデルは、縦45×横29.5×幅15.8cmで、容量は23リットルとひと回りコンパクトなサイズ感に。通勤はもちろん、日帰りのアウトドア、ジム通いなどにもちょうどよさそうだ。
シーンにもスタイリングにもとらわれないシンプルなデザイン

ユニクロらしいシンプルなデザインにもソソられる。ロゴはもちろん、ステッチも見当たらない。
「アウトドアにも通勤にも使えるようにするには、デザインが極力シンプルである必要があります。以前はフロントポケットに止水テープをあしらっていましたが、新型ではフロントポケットのファスナー自体が隠れるようにデザインを変更することで、スタイリッシュなイメージを強めました。
カラーバリエーションに関しても、ビジネスユースを意識したグレー、ブラックの2色展開になっています」

汎用性を高めるべく、フォルムにもこだわった。
「上部を真四角にすると、いかにもビジネス然としたかっちりとしたルックスになるので、オフタイムに使いづらくなってしまうというデメリットがありました。
そこで上部のフォルムに傾斜をつけることで、ほどよいカジュアル感を付与しました。こうすることで主室へのアクセス時にファスナーの開閉がスムーズになる、という機能面でのメリットも生まれました」
作り込まれたディテールが生み出す快適な背負い心地と収納力
では、スペックをチェックしていこう。ボディには高密度に織られたポリエステル素材が使われている。

「アウトドアのバックパックにも使われる丈夫なポリエステル素材の裏面にラミネート加工を施すことで、強度がアップし、型崩れもしにくくなっています。
また、ラミネート加工による素材のハリ感もクリーンなイメージを際立たせます。表面にははっ水加工を施しているため、小雨くらいであれば対応できます」
背負い心地のよさもアウトドアの本格バックパックばりだ。
「重い荷物を背負った際も、厚みのあるクッション材があしらわれたショルダーストラップとバックパネルによって、荷重が分散されます。また、ショルダーストラップは肩にフィットしやすいようカーブした形状になっています」

登山用のバックパックに見られるチェストベルトも装備。ショルダーストラップの横ズレや肩にかかる負荷の軽減に役立つこのパーツは、好みやスタイリングに合わせて取り外すこともできる。

また、長めに設計された上部のハンドルは、手提げ持ちする際に役立つ。

バッグの生命線である収納力もチェックしよう。
フロントには止水ファスナーが使われた大型ポケットが。財布やパスケースなど使う頻度の高いものを入れるのにちょうどいい。
メインコンパートメントには15インチまでのPCが収められるクッション材入りのスリーブを装備。各部のファスナーのスライダーには、長めのタブが取りつけられているため、開閉もスムーズだ。

サプライヤーとの協力により手に取りやすい価格を実現
アウトドア用の本格バックパックに劣らないスペックもさることながら、何より驚かされるのが、4,990円というプライスだ。「バックパックはバッグの中でも特に縫製の難易度が高く、加えて芯材など多くのパーツが必要なため、どうしてもコストが高くなります。
ですが、ユニクロは生産コストを徹底的に見直しつつ、サプライヤーと協力することで、4,990円という価格を実現しました。バッグ市場でも、この価格帯で同じスペック、汎用性をそなえたバックパックがある印象はありません」
発売以降、すでに前作の約3倍の売り上げを突破したという。
「数ある商品の中でもお客様評価が高く、90%以上の方に★4~5をつけていただいています。品質、機能、使用感が期待を上回るコストパフォーマンスの高さや、オンオフ問わず活躍する点を高く評価していただいています」
スタッフたちも、その人気にたしかな手応えを感じているという。
「ウエアと違って、これまで以前販売していたモデルを街中で見かけることはあまりありませんでした。ですが、このモデルは2日に1度は目にするんです」
ファンクショナルバックパックは、現代人の“Life Gear”になりつつあるのだ。
Text by Ryota Osujo






















