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デザイン性が高く高機能な「クレッタルムーセン」のバックパックが人気の理由に迫る
「Klättermusen(クレッタルムーセン)」のバックパックがアウトドアショップで存在感を増している。それだけ好評なのだろう。スウェーデン生まれのこのアウトドアブランドは、一時期ファッション的に注目されてきたが、元来の機能の高さがアウトドアのアイテムとして正当に評価されているようだ。
とくに軽量コンパクトで完全防水のバックパック「Fjörm 18L(フィヨルム18L)」は、一見シンプルながら多くの工夫が集約された高機能モデルで、フィールドでも街でも使い勝手がいい。そこで東京・神保町の直営店を訪ね、広報を務める佐久間周さんに話を聞いた。
とくに軽量コンパクトで完全防水のバックパック「Fjörm 18L(フィヨルム18L)」は、一見シンプルながら多くの工夫が集約された高機能モデルで、フィールドでも街でも使い勝手がいい。そこで東京・神保町の直営店を訪ね、広報を務める佐久間周さんに話を聞いた。

耐水圧10,000mmの防水性能を持つオリジナル生地を表地とし、内側の目止めもしっかり
「街使いでも大変人気ですが、本来アウトドアブランドとしての質実剛健さも特長なので、フィールドで真価を発揮することもしっかりお伝えしたいと考えています。一般のお客様はファッションのイメージがまだまだ強いかもしれません。それ自体は悪いことではありませんが、製品を手にとっていただくとデザインだけでなく、機能の高さにも納得していただけるはずです」と佐久間さんが語るように、見た目以上の機能が「フィヨルム 18L」にも込められている。手に持つと軽く、背負うとベストを着るようにフィットする。それだけでも感嘆に値するが、なんとオリジナル生地で完全防水構造になっている。

「210デニールのメイン生地RethinaⓇは耐水圧10,000mmの防水性能を持つ独自の素材です。これをバックパックの表地とし、縫い目を裏から目止めして、さらに裏地として手触りのいい生地を配しているので、防水の目止めが目立ちません。外見からは防水と想像しにくいかもしれませんね」
多くの防水バックパックの持つ無骨さが「フィヨルム 18L」には、いい意味で感じられない。さりげなく高い機能を備えている。アウトドアでも街でも、不意に雨に降られると意外にバックパックの中まで水が浸入しているものだ。レインカバーをかければ防げるのだが、やや手間取るし、そもそもカバーを持っていない場合も多い。その点、さりげなく防水仕様になっていると安心だ。
多くの防水バックパックの持つ無骨さが「フィヨルム 18L」には、いい意味で感じられない。さりげなく高い機能を備えている。アウトドアでも街でも、不意に雨に降られると意外にバックパックの中まで水が浸入しているものだ。レインカバーをかければ防げるのだが、やや手間取るし、そもそもカバーを持っていない場合も多い。その点、さりげなく防水仕様になっていると安心だ。
登山用ゲイターの修繕からスタートした、DIY感覚の質実剛健なアウトドアブランド
「1975年に創業した『クレッタルムーセン』は、もともと林業を学びながらクライミングを楽しんでいた創業者ピーター・アスクルプが、自分の使っていたゲイター(雪や砂などが靴に入らないようにする装備で、スパッツと呼ぶこともある)が壊れたのを、自分で修繕したのが始まりです。仲間内で、いろいろな登山用具をリペアしたり、改良を加えたりする事業を始めて、だんだんバッグやウエアを作るブランドに成長したんです。そういう成り立ちなので、ブランドの精神としてDIY的な質実剛健さがあり、壊れにくい製品を作って、手直しをしながら長く使う文化があります。それがシンプルなデザインにつながっていたり、特徴的なディテールになっていたりする部分があって、ファッション的にも注目される要因になっています」

軽量で通気性の高いメッシュ仕様のショルダーハーネスに連ねられたウェビングは、カラビナその他のパーツで自在にギアを装着するのが主な目的だ。ボトルホルダーを追加したり、サブバッグを装着する際に好きな高さに固定できるよう、縦にいくつも連なっている。それがカッコよさとしても評価される。
「みぞおち付近で固定するチェストストラップを、4点で保持する『4-Sシステム』も特徴的なディテールですが、通常よくあるようにベルト状のストラップを左右2点で保持するより、ヒモ状のものを4点で保持して胸元で留めたほうが動きやすく、胸部への負荷を分散できるという、機能重視のディテールです。軽量化にも寄与しますね。多くのウェビングを生かして好きな位置で留められます」
「みぞおち付近で固定するチェストストラップを、4点で保持する『4-Sシステム』も特徴的なディテールですが、通常よくあるようにベルト状のストラップを左右2点で保持するより、ヒモ状のものを4点で保持して胸元で留めたほうが動きやすく、胸部への負荷を分散できるという、機能重視のディテールです。軽量化にも寄与しますね。多くのウェビングを生かして好きな位置で留められます」

サイドにボトルが入るメッシュポケットつきのバックパックは世の中に数多く出回っている。フロントにメッシュポケットがついたタイプもあり、いずれも便利だが、「フィヨルム 18L」のメッシュポケットはフロントからサイドまで一体になった大型のものが、左右2つに分かれているのが特徴。
「もちろんボトルを入れることもできますし、トレッキングポールなどを収納することもできます。仕切りが中央にあるだけで、左右どちらも容量が大きいので、ウエアなどを一時的に収めてこまめな脱ぎ着に役立てるのも、よい使い方だと思います。行動食を入れるもよし、地図をしまうもよし。自由に利用していただけたら幸いです」
ぬれものなどは本体の内部に入れるより、メッシュのポケットに格納したほうが、せっかくの防水性能をフルに生かせる。しかし、よんどころない事情で中に水気を含むものを入れることだって絶対ないとはいえない。そんなときは、バックパックを裏返して干すことができるよう工夫してある。
「もちろんボトルを入れることもできますし、トレッキングポールなどを収納することもできます。仕切りが中央にあるだけで、左右どちらも容量が大きいので、ウエアなどを一時的に収めてこまめな脱ぎ着に役立てるのも、よい使い方だと思います。行動食を入れるもよし、地図をしまうもよし。自由に利用していただけたら幸いです」
ぬれものなどは本体の内部に入れるより、メッシュのポケットに格納したほうが、せっかくの防水性能をフルに生かせる。しかし、よんどころない事情で中に水気を含むものを入れることだって絶対ないとはいえない。そんなときは、バックパックを裏返して干すことができるよう工夫してある。

隅々まで使い勝手を考慮した仕様を貫き、実用性の高いパーツのみ加える徹底ぶり!
「実用性のないパーツを加えると壊れやすくなるので、できるだけ不要な要素は省いていく傾向があります。一見ごくシンプルでありながら、全体に実用性の高い機能を備えているのが『クレッタルムーセン』の個性といえます」
サイドについたループとショルダーハーネスのコードを使えば、速やかにトレッキングポールの着脱ができる。これは山歩きで岩場にさしかかった際など、ポールを固定して両手をフリーにしたいときバックパックを下ろさずに済むので助かる。
機能がさりげなく取り入れられていて、普段使いにも適したシンプルな外見の「フィヨルム 18L」は、軽くてコンパクトで完全防水。これは手放せないアイテムになりそうだ。
機能がさりげなく取り入れられていて、普段使いにも適したシンプルな外見の「フィヨルム 18L」は、軽くてコンパクトで完全防水。これは手放せないアイテムになりそうだ。
PROFILE
佐久間 周(さくま しゅう)
株式会社スプートニク営業部
「クレッタルムーセン」の広報を担当。今シーズンはスウェーデンのデザイン担当者らと共に豪雪の八甲田山でバックカントリースキーを経験。日本の冬とスウェーデンの冬の環境の違いが製品により精度高くフィードバックされる手応えを感じたという。日頃から「クレッタルムーセン」のウエアやギアを愛用。
Text by Naoki Sakata






















