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東京発、「Timberland」のアパレルライン「Timberland BY TOKYO DESIGN COLLECTIVE」の全貌

2025.09.05
「Timberland(ティンバーランド)」といえば「イエローブーツ」がブランドのアイコン的存在として世界中で知られている。その歴史を振り返ると、1973年、創業者ネイサン・シュワーツ氏が、アメリカ・ニューハンプシャー州の厳しい自然環境の中で働く人々のために、イエローブーツをデザインしたことに始まる。
その画期的なイエローブーツは、ワークウエアやアウトドアのシーンで広く知られるようになり、その後、1980年代から1990年代にはヒップホップをはじめとするミュージックシーンやファッションシーンにおいても支持され、世界的な認知を獲得する。
そして、さまざまな人気シューズをリリースするなかで、アパレルやアクセサリー作りにも注力し、ライフスタイル全般へとその幅を広げている。今回は、そのアパレルを中心に掘り下げていきたい。
なかでも、Timberlandのアパレルにおいて東京のデザインチームがディレクションを担う、日本発信のコレクション「Timberland BY TOKYO DESIGN COLLECTIVE(ティンバーランド バイ トウキョウ デザイン コレクティブ)」以下、「Timberland TDC」に注目が集まっている。
Timberlandのウエア作りの歴史を大切にしながら、現代的に再構築されたラインナップを、VFジャパン株式会社 ティンバーランド ジャパン マーケティング部 アソシエイトマネージャーの大木文太さんにご紹介いただこう。
6インチ プレミアム ウォータープルーフ ブーツ30,800円(税込)

日本独自のアパレルラインを構築

このTimberland TDCは、どのような経緯で始まったのか。そこからお話を伺っていこう。
「始まりからお話しさせていただくと、2023年の秋冬に遡ります。そのころ、Timberlandの日本企画のラインが2つありました。ひとつはMade in Japanでハイエンドなライン、もうひとつは現在の前身となる『Timberland TOKYO PACK(ティンバーランド トウキョウ パック)』というラインです。
2024年の秋冬からは、これらを一本化したものがTimberland TDCとなります。
弊社の中に『TOKYO DESIGN COLLECTIVE』というデザインチームがあり、そのチームがデザインを担当し、日本はもとより、アジアの諸外国で展開するという本国の決定のもとに始まったのがきっかけです」

ルーツであるヘリテージなスタイルを再構築したコレクション

Timberlandはアパレルの歴史も長い。1990年代からは、ライフスタイルを提案するブランドとして、アパレルやアクセサリーなどシューズ以外の展開も始まった。そのなかで、数多くの人気アイテムも誕生している。「Timberland TDC」は日本独自の企画でありながら、オリジナルのTimberlandのテイストも色濃く反映されているという。
「このTimberland TDCは、Timberlandのルーツであるワークやアウトドアのヘリテージスタイルを、日本の伝統的なクラフトマンシップによって現代風に再構築・再編集した特別なコレクションです。1990年代にアメリカでリリースされたアイテムのアーカイブをもとに、現代の日本のライフスタイルに合わせてシルエットや仕様をアップデートして作られたものが多く見られます」
Timberland TDCのネームタグ。1990年代のタグデザインをリスペクトしつつ、新しいデザインになっている

シティからアウトドアをつなぐシームレスなアイテムたち

ここからは、2025年秋冬コレクションからピックアップしていただいたアイテムをいくつかご紹介しよう。「最初にご紹介したいのは、『バーシティ ジャケット』というスタジャンタイプのアイテムです。本国で1990年代にリリースされたものをベースに、2023年に日本企画としてリリースされ、ご紹介するのは2025年バージョンとなっています。
Timberlandでは、ブラウンとグリーンのカラーリングを『ビーフ&ブロッコリー』と呼びます。これはニューヨークでヒップホップをやっていた人たちが、『フィールドブーツ』のカラーリングをそう表現したことがきっかけで、世界に広がっていきました。
本アイテムでは、そのビーフ&ブロッコリーを新たな解釈で表現しています。袖やポケット口には本革を使用し、左胸にはTimberlandのトレードマークであるTree Logoのサガラワッペンをあしらっています」
ウォータープルーフ フィールド ブーツ メンズ 23,100円(税込)
ビーフ&ブロッコリーはグリーンゲーブルズというカラーで展開されている
バーシティ ジャケット 77,000円(税込) 
ブラックバージョンとの2色展開

1990年代のアーカイブを再構築した「3-in-1 ハンティング ジャケット」

「次にご紹介したいのは、『3-in-1 ハンティング ジャケット』です。
このジャケットも、1990年代にTimberlandでリリースされていたヴェンハムジャケットをベースに、現代版としてアップデートされています。当時、Timberlandファンの間でも人気の高かったアイテムです。
特徴としては、取り外し可能な中綿断熱素材を備えた3-in-1仕様で、内側にはチェック素材で切り替えたゲームポケットが付いています。さらに、現代のシルエット感で着用できるよう調整されており、着心地とデザイン性を両立しています」
1990年代にリリースされていたヴェンハムジャケット
3-in-1 ハンティング ジャケット 57,200円(税込)
取り外し式の中綿断熱素材とチェック生地の部分は内ポケットの仕様になっている

Timberland TDCによる現代の定番アイテム

さらに、Timberland TDCの定番アイテムもご紹介いただこう。Timberlandの世界観を十分に感じられつつも、仕様やシルエットにこだわった、現代の主力商品となっている。
「定番の『ラグビー シャツ』をご紹介します。胸元に大きく刺しゅうされたロゴデザインが特徴で、昔から人気のあるアイテムです。ご覧になったことがある方も多いのではないでしょうか。このシャツも、現代版として再構築され、リリースされています」
ラグビー シャツ 24,200円(税込)
「もうひとつの定番アイテムは、裏起毛のスウェット素材を使用したリラックスフィットのプルオーバーフーディーです。胸の“TIMBS(ティムス)”と書かれたアップリケがポイントになっています。このTIMBSはTimberlandの略称で、本国では親しみを込めてこう呼ばれています。
また、先ほどのハンティング ジャケットでも使用されていたチェック柄をアップリケに採用しています。さらに、フード部分のドローコードには、イエローブーツの靴紐である通称“虎ひも”が使用されており、ブランドのアイコン的要素が随所に鏤められたデザインになっています」
フーディー 26,400円(税込)
日本での展開は、本国でも注目されているという。Timberlandと日本のブランドとのコラボレーションモデルは、海外でも話題になり、人気が高いものが多い。今回ご紹介したTimberland TDCは、1990年代のアメリカのテイストを存分に感じられ、それでいて日本のプロダクトデザインとクラフトマンシップを味わえるアイテムばかり。日本生まれのTimberland TDCにぜひ注目してほしい。

PROFILE

大木 文太(おおき ぶんた)

VFジャパン(株)ティンバーランド ジャパン

マーケティング部 マーケティング アソシエイトマネージャー

1991年生まれ。大学卒業後、アパレル商社で5年ほど営業を経て、2019年にVFジャパンに入社。当初はWhole Salesチームとして営業を担当していたが、2021年よりEnergy Marketingに異動。CollaborationプロジェクトやPR案件などを担当し、現在はMarketing Associate Managerを務める。

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